畑のつぶやき

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再び

2015-09-15 05:38:20 | 農作業

9月14日(月)  ときどき 

頼まれている田んぼに向かう。コンバインはすでに、運んであるから、すぐに始められる。田んぼは3枚、それも点在。非常にやりにくいところだ。まず、一番下から。こちらはとてもぬかるところがある。通常の刈り方ではできない。コンバインは、左回りに作業するような構造だ。常に左側に稲があるように、田んぼの右側を走り刈り取る。逆ができないわけではないが、その場合、刈り残す稲株の根元ぎりぎりにクローラーが通るから、稲株を踏みつけて、次に刈りにくくなる場合がある。

ぬかる個所がある場合は、どのように走れば、なんとか全体を刈り終えるかを考え、変則的な走り方を取る。まず、条件の良い方と、悪いほうの境あたりを突っ切るよう中割をして、二つに分けて、それぞれに通常刈取りをする。稲株の倒伏の場合も、倒伏の方向によっては、刈りにくかったり、刈取りロスが多くなることがある。この場合も、最もロスが少ないように、最初は変則的な刈取りから始める場合がある。

苦労して、なんとか刈り取り、次の田んぼに回る。こちらは大きく、変形だが、長さがある田んぼなので、旋回が少なく済む点ではよいが、全体にぬかるむ。ここも、変則刈で、手間を食う上に、コンバインが沈み、腹を擦り、危うく脱出困難になる寸前。どうにか切り抜ける。

最後の田んぼ。小さい田だが、こちらは、べったり倒れているうえ、イボクサが、倒れた株の上に這うように伸びている。倒伏方向も通常刈ができない方向。苦労して最初は逆刈で反対方向に回り、向きを変える。それからは通常刈をして、刈り終ったら、バックで、刈らずにに戻り、また刈るという方法。無駄走り作業。

胴にかかり終えると、もう薄暗くなりかけ、機械にシートをかけ、圃場を後にするとき、チャイムが、6時を告げた。


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