畑のつぶやき

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出穂

2011-07-06 19:52:21 | 農作業

7月6日(水)   いちじ 

早生のヒメノモチ。畔際のイネの一株です。真ん中あたりを良く見てください。穂が出かかっています。イネの最後の葉(=止葉)の付け根部分(=葉鞘)から穂の先端の籾が顔を出しています。今日が初めてだと思います。注意しながら、畔を歩いてみても、まだ数えるほどしかありませんでした。

イネのこの状態を「出穂」と云います。穂が付くだろう茎の40~50%が出穂した日を出穂期と云います。イネの栽培にとって、目安となる大事な時期です。出穂期を推定して、その前日数により、施肥などの栽培管理を行います。また、出穂期から計算して、成熟期を判断して、管理、刈り取りの準備を行います。

また、イネを育てている者にとっては、出穂を見るのは、大きな喜びです。種籾の準備から、今日まで、育ててきた稲が、「ああ、今年もまた、実をつけてくれる」

出穂期から、約一月ちょっとで、刈り取りになります。品種により、若干の日収の差はありますが、せいぜい一週間位の違いです。(出穂期も品種により異なります) 収穫まで、約40日位のものです。天候のこと、水のことなど、イネにとって、好いように過ぎてほしいと、願います。

今日も、作業は、刈払機での、田んぼの草刈。出穂期が近づいてきた。急いで、田んぼの周囲をきれいにしておかなければ。

 


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