畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

ハウスの上で

2014-03-24 18:50:54 | 農作業

3月24日(月)  

種もみが発芽状態になる。朝、種もみの状態を見たら、もち米は、すでに、モミガラを破り白い小さな芽が出始めていた。三割近いだろうか。理想は、モミガラを破る一歩手前の状態。いわゆる、鳩胸状態。しかし、多数のモミ全体が、完璧に同じ状態になることなどあり得ない。すぐに脱水機にかけ、水分を飛ばし、広げて保冷庫に入れる。これ以上進まないように。コシヒカリは、まだほとんどモミガラが敗れるほどにはなっていない。夕方まで、ハウス内で、温度をかけておくことにする。作業中、時々様子を見ながら。夕方、脱水機にかけ、保冷庫に入れておく。少し早いかとも思うが、もう一晩経つと進みすぎると思うから、引き上げる。

作業は、一日、ハウスの天井換気装置取付。ハウスの天井のフィルムを切り取るのだが、その前に、開口部周囲をビニペットに止めて固定する。換気用のまきあげフィルムを開口部の上に広げ、仮止めする。ガムテープで、天井フィルムに張り付ける。ビニペットにスプリングで止める。これらの作業はすべて、ハウスの上でやる作業。細いパイプの上に乗っかっての作業で、落ちないように、フィルムの上に直接乗っからないようにと、気を付けながら。当然、足場のよいところより、時間はかかる。

まきあげパイプをロープで何か所か縛り、取り付け位置まで、引っ張り上げておく。まきあげフィルムの端にパイプを止める。ある程度進んだとき、急に風が出てきて、パイプを付けたフィルムが持ち上げられる。反対側に飛ばされたら、手直しが大変。どこかにいるだろう、連れ合いを呼ぼうと、大声を出すが、反応なし。ハウスの天井で、必死にパイプを抑えているしかない。どうするものかと思案していると、たまたま休みを取っていたという、隣の人が、声に反応し来てくれる。ロープを振止として縛ってもらい、ほっとする。

振止を先に取り付け、まきあげを完成させる。開口部の天井フィルムを下の防虫ネットを切らないように、ハサミで切り取り、完了。丸々一日かかったし、足場の悪いところでの作業で、ぐったり。

27日に種まきを予定し、Kさんの応援を頼んだが、準備はあと二日。大丈夫だろうか。