畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

実演機

2009-09-02 19:44:52 | 農作業
9月2日(水)  のち 

昨日、9月1日(火)は、 ときどき  だった。
昨日の台風の雨は、夜も降り続き、かなりの雨量だった。朝から、青空だが、稲の葉っぱは、雨粒が残り、とても刈り取りできる状態ではない。田越しで、水が流れる、基盤整備していない田んぼは、大きく水がたまり、水手からは、水が流れている。午前中は仕事にならないので、田んぼを見て回ったり、午後からの刈り取りの準備。
午後、台風一過の蒸し暑い気温と、太陽の下、刈り取り作業。
が、今までと大きく違う。田んぼの中を走るのは、新品の、グレンタンク付きのコンバイン。軽トラックの荷台には、刈り取った籾を運搬する、グレンコンテナ。
農機販売店から、実演機を使ってみないかという話があった。実演機とは、新しい機械等の場合、その機械を、実際の圃場で、動かして、その作業性などを、見せ、宣伝することで、その機械のことを言う。そして、その実演機は、圃場で、作業したから、実際価格より割り引いて、販売することになる。
しかし、最近は、実演機といっても、何人かの農家に、試乗てみてもらうだけのような、販売戦略になっている。新しく、機能の優れた、機械に試乗し作業すれば、今までの機械より楽なのは当たり前。とりわけ、重い収穫物を抱えて運ぶ必要なく、スイッチ一つで、コンバインから、コンテナに移してくれる。作業場に運んできても、小さなコンベアをカチャット接続し、あとは、スイッチ一つ。車から乾燥機に、籾を入れてくれる。
私はと言えば、その間に、昼飯を食べて、コーヒーを一杯。運転するだけが、稲刈作業。歳をとると、体がきついと、後を引く。楽な方へと流れざるを得ない。
農機店の社員曰く。「売れていますね。やはり、歳をとっても、米作りをやりますからね。」
私も、その農機店の、販売戦略に巻き込まれるのだろうか。

と云う訳で、昼からは、新しい機械の試運転で、稲刈。機械メーカーも違うし、操作法も違う形式。最初は、少々戸惑いながらの運転。慣れるに従って、いろいろの機能や、作業性が、よくなっていることに感心。
遅くまで、田んぼにいて、帰りが遅くなり、、、、、、。

今日は昨日とは変わり、朝から曇り空。気温も低く、吹く風も冷たいくらいの、どんより空。が何とか、持ちそうなので、昨日に続き、刈取り。機械にも慣れてきたので、快調に、仕事できる。早めに予定を終わらせ、機械を掃除して帰る。
夕方には、霧雨のような雨が降り始める。

残りは、あと2割弱。うまくすれば、一日で終わるが、そらもようが?。