ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

1040     池田散策と落語みゅーじあむ

2008-06-27 21:44:05 | Weblog
※ 『池田の猪買い』
  落語ミュージアム前にて。
  クリック♪


昨夜は1時半に就寝。
おかげで今朝はなんとか7時台(かなり後半だが)に起きる。
朝食後、宝塚記念の予想。
当日は確実に雨だろう。
良馬場なら迷わずメイショウサムソン⇔エイシンデピュティと行きたいところだが・・・・

昼ごはん(キャベツ、ベーコン、ねぎ、卵入りのお好み焼き風)を食べたあと、ひと仕事終わったNとコーナンへ行く。
途中、「久しぶりで 五月山動物園 へ行こうか」 という話しになり池田まで走る。

ところが、昼食が物足りなかったせいか、お腹が空いて空いてたまらなくなる。
「そーだ! 吾妻うどんへ行こうよ」

吾妻うどん

すぐそばの ‘フルーツパーク’という、オイシそうな名前のパーキングに車を停める(食後、池田の町を散策するため)

吾妻うどんは老舗のうどん屋さんで、名物は言わずと知れた‘ささめうどん’である。
古いガラスの引き戸を開けると、妙な時間帯(2時半)のせいかお客は誰もいなかった。
メニューには ‘創業元治元(1864)年’ と書かれているが、不自然なレトロ感はなく、上品さと気取らなさがうまく同居している。
2人とも迷うことなく「ささめうどん」を注文。

(今ちょっと調べてみると、『この「ささめうどん」が有名な理由の一つとして、谷崎潤一郎の奥さんが来店したことがきっかけで、谷崎潤一郎の著書「細雪」からその名をもらって名づけられているからだ』と書かれているブログを見つけた)

5,6分ほど待って運ばれてきた「ささめうどん」には、アゲ・紅白のカマボコ・細切りのコブ、けずりガツオ、ミツバが浮かび、そこにすりおろしたショウガが小山になって浮かんでいる。
麺はかなり細め。 
あんかけのダシをひと口すすると、ショウガの香りがプ~ンと口中いっぱいに広がる。
オイシイけれど、これはゼヒとも真冬に食べるべきだ(夏場だと暖まりすぎる
メニューは他にもたくさんあるが、今度は ‘吾妻うどん’ というのに挑戦してみたい。

うどん屋さんを出て、大通りを向こう側へ渡る。
以前にも何度か歩いた事のある道だったが、ちょっと小奇麗に舗装され ‘ほんまち通り’ と書かれたノボリがはためいていた。
右手に 「池田中央シネマ(以前『マジソン郡の橋』で号泣した映画館)」があり、『名探偵コナン 戦慄の楽譜』 を上映中のようだった。
他にも、画材やさん、呉服やさん、履物やさんなど。
ブタの蚊取り線香、縁が濃いブルーをした金魚鉢を軒先に並べた陶器やさんなどもある。

とつぜん、『落語みゅーじあむ』 と書かれた建物が目に入る。
「なにコレ?」
「聞いたことなかったねぇ」
「どうする? せっかくやから入ってみようか」
ヒソヒソ言い合った末、思いきって中へ入る。

1番奥まった場所に、赤提灯がズラリとぶら下がる舞台があった。
ここでは毎月2回、生の高座を見ることができるらしい(毎月第2土曜開催)
あと、桂三枝さんの特別展示コーナー、落語グッズのそろったオミヤゲコーナーなどがある。
2階へ上ると落語関係の本がズラリと並び、部屋の真ん中に並んだテーブルにはヘッドホン付きのテレビが置かれている。
ここは、自分の見たい落語のDVDを自由に見れるコーナーらしい。
数人のお客さんがヘッドホンをつけたまま画面を見つめ、時おり笑い声をあげている。
私も見たくなり、係りの人に尋ねる。

「あの、池田の猪買いってありますか」
「はい、ありますよ」
「時間はどれぐらいですか」
「そうですねぇ・・・・1時間ぐらいかかるかなあ」

Nは 「長過ぎる。 きょうはムリ」 と渋い顔だったが、無視してセットしてもらう。
 
『池田の猪買い』 

同じテーブルには先客が2人。
かなりハデに笑っている。
向こうのテーブルからも、おじいさんの大笑いが聞こえてくる。
私だけダンマリなので内心少々アセるが、15分も経つと、だんだん笑える場面がでてきてホッとする。
そのうちNもやってきて一緒にヘッドホンをして見るが、居眠りばっかりしていてイヤだった。
でも、なかなか楽しめたので、次回は同じく池田を舞台にした作品 『牛ほめ』 を見てみたい。

落語ミュージアムを見たあと付近を散策する。
サカエマチ商店街に入り、古い店を眺めつつブラブラ歩く。
今井種苗店、婦人服と仕立てのキリンヤ洋裁店、洗い張り・しみぬき・京染めのはり栄。
洋傘・雨具の中井商店、風流タコヤキひばり。
赤いポストの上には、五月山動物園のシンボル ウォンバット の小さな像が乗っている。

商店街の端っこの店でNがタイヤキを買う。
私もシッポのほうを貰うが、ガワがソフトクリームのコーンみたいだ。
Nは味オンチなので 「うまい、うまい♪」 とシアワセそうな表情でパクパク食べていた。

大通りへ出ると、ここにも昭和チックな表情を色濃く残す店が並んでいる。
『和風喫茶 古時計』(ここは次回ゼヒとも入ってみたい)
ラウンジ待夢、松田ミシン商会・・・・・・・

「あ! 風呂やのエントツが見えるで!!」   Nが叫ぶ。

大通りを渡ると槻本町の住所板。
情緒豊かな路地を入ると、古い家のひさしとひさしの間から、お風呂屋さんの煙突がニョッキリと見えた。
ひっそりと静まり返った長屋の軒先にはアジサイの鉢や自転車が置かれ、ほのかに湯の香りが漂う。
お地蔵さんを祀った小さな祠もアチコチにあり、「○○八十八」 と書かれた表札があった(ヤソハチさんと読むのかな)
駐車場までの帰り道、丹波屋で、Nがみたらしだんごとひやし餅を買う(きょうはよっぽど疲れているのだろう)


帰り、中山寺のコーナンへ寄り
流しの詰まりを直す ラバーカップ を購入。
そのあと、出来合いのコロッケ、メバルの塩焼きを買って帰宅。


夜はHIROへ。
帰り、すごく痩せたノラネコを発見。
ニャ~ニャ~甘えるのでNがキャットフードを買って与えると無心に食べだした。
これで明日1日は大丈夫だろう。
強くなって欲しいので ‘ダイワ(もちろんダイワスカーレットから取った)’と命名。


おわり
 
コメント (6)
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