※ 清荒神駅前ロータリーに出来るチ○セ薬局。
クリック♪
昨夜、寝床に入るとナンだか臭い。
Nが 「暑い!」 と寝返りを打つたんびにニオウ。
「なんだかクサイよ」
「エ? なにが??」 とこちらに向かってNが口をあけた瞬間、モア~ンと強烈なニオイが脳天をつき抜ける。
ギャア~ッ!!!
「あ! そういえば、きょう外でニンニク食べた」
「エェッ?? どれだけ食べたのよ」
「3つか4つ・・・丸ごとムシャムシャ食ったわ」
Nが喋るたびに地獄のニオイなので背中を向けるが、それでもプンプン漂ってクラクラする。
「明日また人と会うのに、どーすんのよ」
「ああ、そーかぁ・・・じゃあ明日牛乳を飲んどこう」
「そんなんじゃ効かないよ! ニオイの素はおなかの中やもん。 体臭になってそこいらじゅうにニオイをまき散らす事になんのよ」
「えー・・・じゃあガムを噛もうか」
「だからそんなんじゃダメなんだって!! もう明日はあんまり人のそばに寄らんどき。 あと、電車に乗るときもなるべく人から離れた方がいいよ、メイワクだから」
ニンニク男はほんと大めいわく・・・
一夜明けて午前中、ゆっくり歩いてミニコープへ行く。
ホウレン草とサバと食パンを買って外へ出ると、喫茶グースの跡に入る○トセ薬局がほぼ出来上がっていた。
喫茶グースは清荒神でも貴重な喫茶店だったので、閉店と決まった時にはずいぶん落胆した。
その後なんの店が入るのか不安でもあり楽しみでもあって、Nとどんな店が入るのか、よく予想しあっていた。
「どんな店がいい?」
「うーん・・・本当は喫茶店がいいけど、さすがにムリやろうなあ」
「それはゼッタイありえないね。 ケーキ屋さんとかいいと思うけどな」
「エ~? それはないやろう」
「うん、まあ無いとは思うけど・・・あと、お弁当屋さんなんか出来たらいいなあ、きっと繁盛すると思うよ」
「駐車場がないからムリやろ」
「うーんそうか・・・・じゃ、小っちゃな本屋さんとか? それか文房具屋さん・・ああ、やっぱりムリかなぁ」
「・・・・・・・・・」
「ねえ、他に何かない?」
「ウーン・・・うどん屋とか」
「そんなの出来るワケないじゃん」
「ウーン・・・・・」
「じゃあさ、できたらヤダなって店は?」
「ナンだろ・・・・・・学習塾みたいなのかな」
「ああ、塾ねぇ・・関係ない人には全然関係ないもんねー」
と、アレコレ思いを巡らしながら数ヶ月が経ち、結局 ‘薬局’ となったようだ。
「薬局か~、もう1つだったねえ」
「ああ、ちょっとなぁ」
「他に2軒もあるのに (駅そば) そんなに需要が多いのかなあ」
「うーん、どうやろう・・・」
でも、もしここがお弁当屋さんだったら、間違いなく繁盛する思う。
清荒神にお参りする人、図書館に来る学生達で飛ぶように売れると思うんだけどなあ・・・
おわり
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昨夜、寝床に入るとナンだか臭い。
Nが 「暑い!」 と寝返りを打つたんびにニオウ。
「なんだかクサイよ」
「エ? なにが??」 とこちらに向かってNが口をあけた瞬間、モア~ンと強烈なニオイが脳天をつき抜ける。
ギャア~ッ!!!
「あ! そういえば、きょう外でニンニク食べた」
「エェッ?? どれだけ食べたのよ」
「3つか4つ・・・丸ごとムシャムシャ食ったわ」
Nが喋るたびに地獄のニオイなので背中を向けるが、それでもプンプン漂ってクラクラする。
「明日また人と会うのに、どーすんのよ」
「ああ、そーかぁ・・・じゃあ明日牛乳を飲んどこう」
「そんなんじゃ効かないよ! ニオイの素はおなかの中やもん。 体臭になってそこいらじゅうにニオイをまき散らす事になんのよ」
「えー・・・じゃあガムを噛もうか」
「だからそんなんじゃダメなんだって!! もう明日はあんまり人のそばに寄らんどき。 あと、電車に乗るときもなるべく人から離れた方がいいよ、メイワクだから」
ニンニク男はほんと大めいわく・・・
一夜明けて午前中、ゆっくり歩いてミニコープへ行く。
ホウレン草とサバと食パンを買って外へ出ると、喫茶グースの跡に入る○トセ薬局がほぼ出来上がっていた。
喫茶グースは清荒神でも貴重な喫茶店だったので、閉店と決まった時にはずいぶん落胆した。
その後なんの店が入るのか不安でもあり楽しみでもあって、Nとどんな店が入るのか、よく予想しあっていた。
「どんな店がいい?」
「うーん・・・本当は喫茶店がいいけど、さすがにムリやろうなあ」
「それはゼッタイありえないね。 ケーキ屋さんとかいいと思うけどな」
「エ~? それはないやろう」
「うん、まあ無いとは思うけど・・・あと、お弁当屋さんなんか出来たらいいなあ、きっと繁盛すると思うよ」
「駐車場がないからムリやろ」
「うーんそうか・・・・じゃ、小っちゃな本屋さんとか? それか文房具屋さん・・ああ、やっぱりムリかなぁ」
「・・・・・・・・・」
「ねえ、他に何かない?」
「ウーン・・・うどん屋とか」
「そんなの出来るワケないじゃん」
「ウーン・・・・・」
「じゃあさ、できたらヤダなって店は?」
「ナンだろ・・・・・・学習塾みたいなのかな」
「ああ、塾ねぇ・・関係ない人には全然関係ないもんねー」
と、アレコレ思いを巡らしながら数ヶ月が経ち、結局 ‘薬局’ となったようだ。
「薬局か~、もう1つだったねえ」
「ああ、ちょっとなぁ」
「他に2軒もあるのに (駅そば) そんなに需要が多いのかなあ」
「うーん、どうやろう・・・」
でも、もしここがお弁当屋さんだったら、間違いなく繁盛する思う。
清荒神にお参りする人、図書館に来る学生達で飛ぶように売れると思うんだけどなあ・・・
おわり