ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

511      雨のモミジ狩り

2006-11-26 23:40:06 | Weblog
※ 万博公園内、日暮れの日本庭園で写したモミジ。
  クリック♪


Nは伊丹教室で8時半に家を出る。
その後10時から日曜研究会で12名参加。

きょうは午後からmura夫妻とモミジ狩りなので朝シャンをする。
前回の沖縄料理ツアーでは、シャンプーし立ての髪が獅子舞いのように広がりミットモナカッタので
先日買ったばかりのヘアクリームを少々つけて臨む事にする。

12時過ぎにNが帰宅。
そのまま家を出て清荒神の駅へ向かう。
天気予報では午後から雨と言っていたが、まだ何とかもっている。

急行に乗り込むとすぐ、Nはお得意のうたた寝。
静かに寝かせておこうと暫らく黙っていたが、よく考えてみると何処の駅で降りていいのかワカラナイ。
Nを揺すって 「ねえ、どこで降りるの?」
 
「ねえ、どこで降りるの? 豊中??」
「ムニャムニャ・・・・・モノレール」
「え? モノレール?  じゃあ豊中で降りたらいいの??」
「ムニャ・・飛行機 飛行機」
「飛行機・・・・・あぁ、蛍池(ホタルガイケ)?」
「うん・・・・・ 

そのようだった。


蛍池に着き、Nをたたき起こして電車を降りる。
駅内で接続しているモノレール乗り場まで歩き、「万博公園駅」 まで15分ほどモノレールに乗った。
降りる間際、大好きな ‘太陽の塔’ がチラリと見えて興奮する

万博公園駅に到着。
改札口でmuraさん夫妻を待っていると、ものすごく大きなリュックを背負った奥様(サリーさん) とmuraさんが現われる。

実はきょうの私は異常なほどお腹が空いていて、サリーさんの背負うリュックの中にあると思われるお弁当を早く食べたくて仕方なかった。

万博公園の入り口を入るとすぐ目の前に 『太陽の塔』 がそびえている。
1970年の万博時に建てられた、岡本太郎作のあの奇妙な顔の像だ。
間近で見ると思っていた以上に迫力があった。
クシャッといびつな表情が、何かを言おうとしているようだ。
「この顔は大阪城に向いているんですよ」
サリーさんが教えてくれる。
写真を何枚も撮ったが、あまりに大き過ぎて手に負えない。
裏へ回ると黒い太陽が描かれている。
表の顔とは、全く異質な雰囲気が漂っている。
「これは人間の ‘悪の心’ を表しているそうですよ」
再びサリーさんが教えてくれる。
像の後ろでは、長く曲がりくねったレールの上を 『風神雷神』 が走り回っていた。

それにしてもお腹が空いて空いてたまらない。
どこでもいいから早く座って何か食べたかったが、御夫妻には決めた場所があると見え、わき目もふらずズンズン歩いて行く。

「きょうが雨降りでなかったら、もっと人でイッパイですよ」
「このパスポートがあると入場料がいらないんですわ」
「公園を1周する電車バスがあって、けっこう人気なんです」

何を聞いても、空きっ腹の私には馬耳東風。
とにかく一刻も早く座って何か食べなければ倒れそうだ。

しばらく歩いてようやくサリーさんが、「ここにしようか?」
するとmuraさんが、「いや、ここよりもナンタラカンタラ・・・」 と言って再び歩き出す。
(アァもうっ! 何処だっていいのに~

しばらく歩き、ようやく本日の昼食場所であるアズマヤに辿りついた。
サリーさんが大きな座布団を4枚取り出して勧めてくれる(どうりで大きな荷物のはずだ)
そのあと、お弁当の大きなタッパーが3つ現われる
1つは、muraさんお手製のノリを巻いたオニギリがぎっしり。
もう1つはサリーさん手作りの手羽煮込み(これが最高♪)
最後の1つには、やはりmuraさんお手製の‘タマネギ入りたまご焼き’、なつかしい味のする北海道のカボチャの煮物など。

もはや欠食童子と化していた私は、オニギリ、手羽肉、たまご焼き、カボチャと、遠慮会釈なく食べまくった。
(もう、どー思われたってイイヤ・・だってお腹ペコペコなんだもん)
周りは、 「夜の食事が入らなくなるからなぁ」 などと言いつつ多少セーブして食べているようだったが、それをいい事に私は人の分まで 「オイシイ! オイシイ!」 と食べまくっていた。

デザートのお茶とコーヒーとオヤツまで平らげ、さすがにお腹パンパンになった
muraさま御夫妻には、ここで改めて感謝申し上げます

先ほどからポツリポツリ降ってきた雨の中、傘をさして歩き出す。
途中、『自然観察学習館』 に寄り、メダカやドジョウ、アメリカザリガニやカエルなどを見る。
輪切りの竹の筒に入ってヒゲを見せているナマズが可愛かった

そこを出ると、いよいよモミジの名所と言われるスポットだ。
短い吊り橋を渡ると、そこには燃え立つように赤いモミジが大きな枝を広げて待っていた。
山火事のような赤さにしばし見とれてしまう・・・

しつこく写真を撮るNを、ジッと辛抱強く待って下さるmura夫妻。

もう少し歩いたところで滝が現われる。
モミジ滝と言うらしい。
雨に濡れながら三脚を据えたカメラマンが1人。
天気の良い日には、アマチュアカメラマンがわんさか押し寄せそうな絶好のビューポイントだ。

モミジ滝を抜けてしばらく行くと、枯れたハス池が見えて来た。
途中、若い女性モデルを囲んでの撮影会に遭遇。
(こんな天気で残念だっただろうなぁ) と思いつつ横ぎる。

その後、きょうまでが公開日という 「日本庭園」 に入った。
茶室の入り口の壁の上に 『汎庵   栄作』 と書かれている。
サリーさんが、当時の総理大臣 佐藤栄作氏の直筆だと教えてくれた。

庭の隅に 『水琴窟』 があった。
以前に綾部で経験した事を思い出しながら、竹筒を耳に当てて聞き入る。
メゾソプラノの、なんとも美しく可愛い調べだった♪

日本庭園を出ると、辺りはすでに暗くなっており雨足も強まっていた。
上着の袖やGパンの裾もグッショリと濡れている。

強い雨風の中、再び太陽の塔を撮りながら出口へ進んで行く。
サリーさんは雨の中、自転車で自宅へ戻って行った。

『ホテル阪急エキスポパーク』 の喫茶コーナーで、車で迎えに来てくれるサリーさんを3人で待つ。
muraさんが 『カプチーノ』 とカン違いして 『エスプレッソ』 を注文していた。
フロアには等身大のサンタの人形、カウンターから見える中庭にはトナカイのイルミネーション。
(あと4日経てばもうクリスマスか、早いなあ・・・)

ちょうどお茶を飲み終わる頃サリーさんが到着。
皆で車に乗り込んで、近くの温泉 『万博おゆば』 へ行く。

温泉ニガテの私は、例によってロビーにとどまる事にした。
サリーさんも温泉をガマンして私に付き合って下さる。
muraさん御夫婦のなれそめ、ハネムーンの時に強面のmuraさんが税関で引っかかった話し、きょうのお弁当の手羽煮込みの事でmuraさんから叱られた事など・・・
楽しい話に花を咲かせていると、20分ほどして男2人がサッパリした顔で上がって来た。

その後、muraさん御夫妻行きつけのチャンコ鍋の店 『山葵 (わさび)』 へ。
居酒屋チックな楽しい雰囲気の店だった。
壁には力士の手形のついた色紙が何枚も飾られている。
なぜか矢井田瞳の色紙もあった。

鶏・エビ・豆腐・オモチ・野菜・をグツグツ煮て食べるチャンコは関西風の薄味仕立てで、(昼間あんなに食べたから、夜はさすがに入らないかな) と心配していたお腹にもスルスル入る。
ここでも 『サリーさん作る人、ルンルン食べる人』 に徹してしまった
muraさん夫妻の <合わんの呼吸> に、時おり大爆笑しながら楽しいひと時を過ごす。
店の女将さんも、明るく親切で気さくな人柄だった。

帰り際、Nが色紙にサインを頼まれる。
あの沢山の色紙の中に、Nの下手っぴいな色紙も飾られるのだろうか。
(お客さんビックリするだろうな~

デザートのとびきり美味しいマンゴーアイスを頂いた後、サリーさんの運転で自宅まで送って頂く。

最初から最後まで、mura様ご夫妻の厚いおもてなしの心を充分堪能させて頂いた1日だった。
今頃はもう疲れてグッスリお休みの事でしょう。
明日もご夫婦揃って良い1日でありますように・・・

ありがとうございました 


おわり
コメント (6)
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