平成30年7月豪雨災害から1か月余りが経過しました。甚大な被害を受けた広島県ですが、鉄道の被害も深刻です。我が家の近くを走るJR芸備線は広島駅~下深川駅間が7月25日(水)に復旧したものの、全線復旧には少なくても1年以上の日時が必要と発表されています。早期復旧を難しくしている要因は鉄橋が流されてしまったことにあります。今日その鉄橋を見る機会がありました。まだほぼ被災したままの姿でした。悲しいことですが、ここの復旧にも注力出来る日が来て、一日も早く全線復旧が実現するよう希望しています。〔8月12日(日)〕
↓ JR芸備線・狩留家駅~白木山駅間の第1三篠川橋梁が7月6日(金)の夜濁流に飲み込まれて流出してしまいました。
↓ 長さ83メートルの橋は完全に流されてしまい、線路も無残に下流方向に捻じ曲げられたままで今もその時の姿を晒しています。
↓ 下流側の左岸から見た流出した鉄橋跡の姿です。手前を斜めに横切るのは折れ曲がったレールです。
↓ 鉄橋跡だけでなく、周辺の傾いた電柱や瓦礫の積もった田圃や畑なども被災した直後の状態のままでした。
↓ 直ぐ上流部に架かる三田橋から見た流出した第1三篠川橋梁跡です。
↓ 鉄橋は1915年(大正4年)に架けられたとのことですが、その後鉄筋コンクリート製に替えられた橋脚は何とか残ったようです!
↓ 右岸側から見た鉄橋跡です。右岸寄りの橋脚や橋桁は全て流されています。
↓ 右岸側の橋台から橋桁は完全に外れて下流側に流されています。
↓ 右岸寄りの橋脚は大正時代の石材製のようです。鉄筋等などの補強材はなかったようです。