修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

ブドウゴヤ谷遡行(その2)

2018-08-28 13:54:07 | 山歩き

   優しい沢を殆どストレスを感じることなく遡上して行き、入渓後1時間20分で小川林道が渓流を渡る馬立橋の下に到達しました。すぐ上流部に架かるもう一つの橋の毛部田橋を潜るとゴルジュに入りました。意外にも小規模なゴルジュでした。高さ4メートル程の滝(F5)を越え、左岸側の1,085メートルのピークを廻り込むと再び優しい渓相に変わりました。そこからは谷の分岐が続くので道を失わないように気を付けながらの遡行となりました。どこかで登山道と出会う筈でしたがなかなかそれが叶わず、入渓から4時間10分程経った午前11時40分にやっと登山道に出ることが出来ました。標高1,190メートル程の地点でした。靴を履き替えて、登山道とは呼べない程に荒れた踏み跡を太田川の水源標柱まで進み遡行完了とし、ちょっと遅くなった昼食としました。〔8月26日(日)〕

↓ どこを歩いても良いような優しい渓流が続きます。

 ↓ 渓流を覆う梢の先に馬立橋が見えてきました。

 ↓ 馬立橋基部にカリガネソウ(クマツヅラ科カリガネソウ属)の群落がありました。

 ↓ 馬立橋を潜ると、緑の草に覆われた渓流が現れました!

 ↓ もう一つの毛部田橋を潜ると渓流の傾斜が俄かに厳しくなってきてゴルジュ帯へと突入して行きました。

 ↓ 腰下まで水に浸かって小滝下の渕を抜けて行きます。

 ↓ 腕と脚でバランスを取りながらゴルジュを通過して行きます。

 ↓ ゴルジュを通過すると、山野草の咲くお花畑のある優しい渓相に変わりました。ここではまだクサアジサイ(アジサイ科クサアジサイ属)が健在でした。

 ↓ お花畑の斜面に咲いていたモミジガサ(キク科コウモリソウ属)。この上の斜面にはカリガネソウの大群落も見られました。

↓ この渓谷随一のF5を登ります。高さ4メートル程でしょうか!

 ↓ 心地良い渓流の遡行が続きます!

 ↓ 迷い易い要注意ポイント!左の渓流はキンカネリの谷で吉和冠山の山頂懸崖の下へと続きます、ここは右手の本流の沢を採りました。

↓ 左岸にワサビ田が開かれていました。

 ↓ ワサビ田の畔にツリフネソウ(ツリフネソウ化ツリフネソウ属)が咲き残っていました。

 ↓ 標高1,050メートルを超えて渓流も随分と細くなってなってきました。

 ↓ あっと驚く程の大木も繁っていました!(根元にわれらがメンバーの一人が立っています。)

 ↓ 滑の川床!ここの床の岩は種類は分かりませんが独特でした。

 ↓ 午前11時40分に登山道に出合いました。標高差320メートル程の渓流を3時間10分程で遡上してきたことになります。

↓ 荒れ果てた踏み跡や渓流を暫し登り行きました。

 ↓ 路傍の草叢にアケボノシュスラン(ラン科シュスラン属)を見付けました。まだ固い蕾のようでした。

 ↓ 道沿いの茂みの中にジャコウソウ(シソ科ジャコウソウ属)が咲いていました。

↓ 12時30分に水源標柱に到達しました。太田川の水源標柱は完全に朽ち果てて、やっと立っているだけの状態でした!

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