逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



家を建てる時、本当は建物と一体のビルドインガレージから、家の中に入れる米国流の家にしたかった。しかし諸般の事情(総額を抑えたい、固定資産税を少なくしたい等)やハウスビルダーの助言(空調、屋根仕舞い、防犯etc)に従い、ガレージ一体化は諦めた。アルミのカーポートはスタイリッシュなものが多いのだが、10年に一度の大雪を考え、無骨で耐雪荷重の大きなカクイチの鋼製のカーポートを設置した。


当初はカーポートでもガレージでも大差ないだろうと、思っていたのだが、その認識は大間違い。周りに建物がなく、東西に風が通り抜ける位置にある為、壁の無いカーポートでは雨や雪が吹き込み、車が汚れてしまった。また車用品や家の中に持ち込まない物品の保管スペースが雨でぬれてしまうのが誤算であった。そしてなによりも、25年物のロードスターの幌に夏の朝日が当たることが気になっていた。
お金は無いが暇はあるので、DIYで1年かけてカーポートを改造しガレージ化してきた。参考用にその過程のブログ記事を下記に纏めたので、リンクを張っておく。


 
現在の形状は上図の通り、3方を壁や物置きに囲われ、雨に濡れない面積が2倍近く、収納も十分ではあるものの、東側はスライドドアで開放できる構造なので、固定資産税上はガレージと見なされない、「なんちゃってガレージ」になっている。


1.東側の袖屋根、スライドドア、物置きの設置
  ①スピーネF、テラス屋根垂木掛けの取付  
  ②テラス屋根組立の為の掘り、立柱  
  ③テラス屋根基礎のコンクリート打設と最終組み立て  
  ④東側開口部に物置き設置開始  
  ⑤東側開口部に物置き組立  
  ⑥東側開口部に物置き内部に棚等を作る    
  ⑦軽量スライドドア製作と斜め隙間塞ぎ   
  ⑧カーテンレールを使ってハモニカーボのスライドドア取付  
  ⑨鉄筋コンクリート梁でスライドドアの下部ガイド作成  
  ⑩東側軽量スライドドア周り完成  
  ⑪スチール物置を太陽電池で空冷化  
左から小作業台、物置き、軽量スライドドア(ここが開いて家の裏へ行ける)


2.西側の袖屋根と大面積側面パネルの設置
  ①スピーネF、西側袖屋根取付開始 
  ②西側3角開口部をポリカで塞ぎ、支柱の穴掘り  
  ③西側袖屋根取付完了、基礎コンクリ打設  
  ④西側2✖5m壁面パネルの材料準備  
  ⑤想定していたよりずっと難しかった西側パネル作り  
  ⑥西側2×5m壁面パネルが組立たった  
  ⑦西側壁面パネルの運搬と取付  
  ⑧西側壁面パネルの下側固定  
この5m一枚もののポリカのパネルで壁を作るのに難儀した。

  

3.北側変形袖屋根の設置
  ①北側袖屋根の骨組み開始  
  ②北側屋根東半の屋根葺き  
  ③北側屋根、西半の材料準備  
  ④北側西半の屋根フレーム  
  ⑤北側西半の屋根完成  
  ⑥北側袖屋根に雨樋取付  
  ⑦北東側三角形開口部の閉鎖  
  ⑧北側西の三角開口部閉鎖でほぼ完成
我家の土地ではあるものの、一般通路となっている北側への落雪を避ける為、東西に雪が落ちる三角屋根にした。土地境界とカーポートが平行ではない為、屋根は僅かに台形状。

 

 



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異常気象、地球温暖化、、、で暖冬が続き、まともな積雪も無かった今冬。南岸低気圧のせいでようやく冬らしい景色になった。


これに備えて?? 半年前から取り組んでいたカーポートのガレージ化が成果を出し、今日は車の雪かきをせずに済んだ。



袖屋根とガレージの間の三角開口部のハモニカーボ板による閉鎖も、効果大で、車庫内への雪の舞い込みはまったくなかった。



スライドドアも支障なく開閉できて、家の裏へ回る通路も簡単に除雪できるのでありがたい。


だだ、ちょっと車の前部に雪が掛かるが、これは何時になるか解らない電動ドア?が取り付くまでの課題としておこう。



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この数ヶ月間、東側テラス屋根、倉庫設置、自作スライドドア、西側テラス屋根、西側側面パネル、北側三角屋根と少しずつ手を加えてきたカクイチのカーポートも三方の開口部が殆ど閉鎖され、雨風が吹き込まなくなった。カーポート単体の時より、屋根下面積は1.7倍、雨に濡れない面積は2倍以上のナンチャッテガレージになった。



今日は最後の開口部、北側西の三角屋根とカーポート屋根の間の三角開口部の閉鎖に取り組んだ。



既に、東側を施工したので、なれたもの。前回の半分くらいの時間で、4mmハモニカーボ板で閉鎖することができた。



内側から眺めるとこんな感じ。これで、雨風、そして、舞い込んでくる雪を防ぐことができる。


西日を避ける為に、南側全面に電動オープナーで開くガレージドアを取り付ければ、完全なガレージになるのだが、それは何時の事か????? 

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  今までのカーポートのガレージ化に関する記事はこちらのリンクで
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午前中老人筋トレ教室で軽く体操をしてきた。天気が良く、風も少ないサイクリング日和だが、気温も高いので、DIY作業をすることに。
カーポートのガレージ化の続き、まずは、2X4の12フィート材の端に巾5mm、深さ15mmの溝を掘る。この溝に4mm厚のポリカ板を挟むのだ。


続いて、4mmハモニカーボ板を開口部の寸法に合わせて、台形に切断し、切断面を透明テープで塞ぐ。


カーポートの屋根側板、雨樋の間にポリカ板を差し込み、下部は2X4材の溝部分に入れてキッチリ嵌まる地点まで、左側に押していく。


形状が単純な3枚目までは順調に進んだが、4枚目のパネルはカーポート、東側袖屋根、物置き、北側袖屋根が複雑に入り組んだ場所にパネルを入れて行かねばならない。



何回かの合わせ加工を繰り返して、ようやく所定の位置に収まってくれた。


最初は北西側の開口部も本日中に施工するつもりで開始したのだが、日も暮れてきたので、今日の作業は終わり。でもこれで、27年物のロードスターはほぼ完全に風雨から守られるようになった。



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昨日組立不能で放り出した西側壁面パネル。寝る前にあれこれ対策を考えた。
まず、4mm厚のハモニカーボ板を入れる溝、現在巾5mm深さ11mmだが、この巾を拡げ板が入りやすくしよう。ただすべて拡げてしまうと、風でハモニカーボ板がガタついたり、雨のシール性が落ちるので、とば口深さ5mmのみを巾6mmに拡げるべく、すべての素材を再度トリマーに通し、溝巾を二段階にする。

続いて、ハモニカーボの端面を少し曲げ、ナイフエッジ状にして、溝に入りやすくする。


板を溝に入れる時、下にハモニカーボを浮かせる板を入れ、横から押し込んでいけば、上手い事、板が嵌まり込んでいく。



うまく板が落ち着いた所で、開放端を仮押え板で固定し、もうハモニカーボが外れないようにする。


何とか5枚のハモニカーボ板が嵌まった。後は上端の5m桟を入れるだけ。


時間は掛かり、日暮れ間近となったが、2m×5m側壁パネルが組立った。一時は設計大幅変更とか、準備した素材が無駄になるとかの考えも頭をよぎったが、何とか設計通りに組立った、よかった、よかった。


さて、次はこれを西側袖屋根に取り付けなければ。

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他の「カーポートのガレージ化」の記事はこちらを参照方。
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今まで自転車小屋の入り口ドア、秘密基地の7枚のスライドドア、ガレージ東側の2枚のスライドドアとか、ハモニカーボ4mmX910mmX1820mm板を使って、1mX2mのドアパネルを沢山作ってきた。


ガレージ西側は出入りがなく、雨風を防げれば良いので、5枚のハモニカーボを連結して、一枚の壁パネルを作る方針で材料を準備した。しかしながら、これが組立たらない。


広いウッドデッキの上で、端を固定する治具とか、ハモニカーボ板を12mm浮かせる板とかを準備して、組み立てるのだが、一枚目は何とかなるのだが、2枚目を組み立てようとすると、その動きで組み立ててある1枚目が外れてしまう。


もう少し組み立て方や嵌め込み溝巾を再考しないと、先に進めそうも無く、今日は挫折。

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他の「カーポートのガレージ化」の記事はこちらを参照方。
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カーポート西側袖屋根が出来上がったので、続いて西側開口部を塞ぐ壁を作る準備を行う。
当初、東側に類似でスライドドアを付けることも考えたのだが、あまり西側を開け閉めする必要性が無いので、ドアや窓を付けず、ハモニカーボ板で高さ2m✖巾5m防雨壁面パネルを作ることにした。

枠材として30X40mmの角材に巾5mm深さ11mmのハモニカーボ板嵌め込み溝を掘らねばならない。本格的木工DIYをやる人達は、まともなトリマー台を自作するのだが、ナンチャッテDIYerの私は、適当に作った横軸トリマー台を使っている。今回は、加工材が暴れず、寸法も安定するように、この横軸トリマー台にコの字型のガイドをねじ止めしてみた。


掃除機のホースを加工部の下にクランプとガムテープで固定し、隙間を段ボールとテープでふさいでおく。



手で角材を送って行けば、巾5mm、深さ11mmの溝が掘れていく。



中間の枠は両側に溝が必要なので、反対側も加工。


片側だけ加工した3mが2本、2mが4本、そして、両側を加工した中間枠になる角材が4本出来上がった。


さて、設計通り2m✖5mの大物壁面パネルは組立たるか? それが問題だ。

 

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他の「カーポートのガレージ化」の記事はこちらを参照方。
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ガレージ横のドアの開け閉めをどうするか、色々と検討した。通常の引戸のように、上下に溝付の角材やレールを入れ、戸車でスライドするようにすると、レール上に土が付き、引戸が上手く開かない。また、レールの載った横木があると、躓いてしまう。
下部のレールは地面と面一で、引戸は上から吊り下げる形の吊下げ引戸とすることで考えたのだが、屋外にも使える既成の引戸金具はそれなりに大掛かりで、しかもお値段も高い。ホームセンターで色々歩き回っていたら、ステンレスのカーテンレールに目が行った。作くるドアは積層ポリカドアなので、超軽量だ。錆びないSUSカーテンレールの転用でうまく吊れるのでは??と考えたのだ。

まずリクシルのテラス屋根の梁にカーテンレールを取り付ける。


鉄板を切断し、M3のタップを立てて作った、長方形ナットを梁の溝から入れ、斜めに入れてから回転し締め上げて行けば、レールが横梁に固定される。


一方、引戸にはカーテンレールの駒を取り付けられるよう、これも自作の特殊金具を取り付ける。



一ヶ所3個のカーテンレール駒を取り付けてみる。(動きが悪いようなら、金具と駒を後から追加⇒動きは軽快、3個で十分だった)



で、スライドドアを取り付けてみた。これで2m幅の開口部を確保でき、人や耕運機の出入りが可能となった。



軽快にドアを閉めることもでき、これなら強風に煽られても十分強度がありそうだ。


さて、次は、風に吹かれて引戸がブラブラしないけれど、耕運機などが踏みつけても十分強度があり、地面と同レベルの下部ガイドレールを鉄筋入りのコンクリートで作らなくてはならない。⇒鉄筋コンクリート下部ガイドレール製作はこちらのリンク

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 他の「カーポートのガレージ化」の記事はこちらを参照方。
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東側開口部への物置設置が済んだので、さらに東側からの風雨侵入対策をする。



カーポートの屋根は斜めの一方、東側に取り付けた2m高さの袖屋根との間に、三角形のすき間がある。この高い位置の開口部から吹き込んだ雨が車を汚すので、斜め隙間に台形のハモニカーボを取り付けていく。


続いて、残った2.2mの東側開口部にスライドドア設置を計画する。例によって軽量ドアの枠となる3X4cmの角材にハモニカーボの溝をトリマーで加工する。



厚さ4mmのハモニカーボ板が入る幅5mm、深さ12mmの溝が掘れた。


軽量ドア作りも慣れてきたと思っていたら、痛恨の寸法ミス。再度部材長さを調整して、ようやくドア2枚ができた所で今日は時間切れ。続きはまた明日。



他の「カーポートのガレージ化」の記事はこちらを参照方。



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去年の今頃は、朝鮮情勢の悪化に鑑み、なんちゃって核シェルター作りに熱中していた。しかし信州にUターンして、近距離での核爆発リスクは随分減少し、あったとしても核汚染、原発事故などに備えるだけで良くなった一方、半地下室や地下ガレージがなくなってしまったので、自分専用の工作小屋/秘密基地が必要であった。

引越の忙しさの中、暇をひねり出して、5月、6月に既製品のLixilのスピーネFテラス屋根を使ってデッキと屋根は完成させてあった。




冬になる前に、屋根があるだけで吹きっさらしの作業スペースを暖房ができる作業小屋/秘密基地にすべく、遊びの合間を見つけてこの1ヶ月作業してきたが、ようやく一応の完成を見た。

4枚作ったハモニカーボ戸板の一枚を15cmほど幅を縮め、出入り口用の戸板(真ん中)とする。右端には同じ幅で嵌め殺しのパネルを取り付け、出入り口の戸板が収まるようにする。



出入り口用の戸板を開けると、こんな感じ。



戸板が全部嵌まり、90%は完成したが、最後の仕上げと細かい部分の作業。上桟に雨が掛からないように、短い庇をつける。それから、屋根の雨水管を配管して、これでほぼ完成。



すきま風はあるものの、中で石油ファンヒーターをつければそれなりに暖かくなりそう。一方、大物や長物を工作したり、冬場以外で半屋外状態で作業をする為には側面の戸板を開け、前面の戸板を2枚外せば解放感のある作業スペースとなる。



短いながら庇も付けたので、少しの雨なら、今までのように吹き込みを心配しなくても良さそうだ。



箱はできたので、今後この5帖の秘密基地の居心地を良くしていこう。



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簡易トリマー台が出来上がったので、さっそく工作小屋兼秘密基地の戸板材料の製材に取り掛かる。
戸板の枠になる角材に4mmのポリカ板(ハモニカーボ)が入るよう5mmの溝を入れ、上枠は凸形に加工。下枠には戸車溝を掘り、Vレール用の戸車を入れる。簡易トリマー台のお陰であっという間に部材の加工が進む。加工後、部材には防腐塗装一回塗り。



定尺一枚2000円で10枚仕入れた4mm中空ポリカ板が届いたので、これで戸板の材料がそろった。



本格的に戸板を作る人なら、ホゾ組を駆使して歪みが出ないように組むのだろうが、そんな技量と時間はないので、なるべく直角が出るようにデッキの水平、直角を利用して戸板の枠を組み立て、最後は長めの細径コースレッド2本で固定していく。



最後に横桟を入れれば、軽いけれど、あまり歪まない、明るい戸板の完成。何とか4枚出来上がり。



さて、次は戸板の嵌まる上下のレールを作らねば。



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信州の冬は寒い。北西の日本間の窓、シャッター+二重ガラス+雪見障子なのに外気が零下10度位で少し結露してしまう。まあ、暖房時の乾燥防止にずっと加湿器を付けているせいもあるのだが。

 

心なしか、寒気も忍び寄って来るので、ガラス窓と障子の間に、ポリカ中空板の簡易窓を取り付けることにした。ルーターで木枠に溝を掘り窓枠を作る方法もあるのだが、僅か数cmの狭い空間に簡易窓を入れねばならないので、厚みのあまりない既製品のポリカ窓用のプラスチック枠を買ってきた。

インストラクションに従って、必要な部材の寸法を決め、適宜切断して行く。この辺りは既製品の良い所、自分で設計するより簡単で良い。

 

窓の高さが1800mm以上あるので、定尺のポリカーボネートハモニカボードではダメ。幸い2200mm物がコメリの通販で安く手に入ったので、慎重にカッターナイフで切断。

 

上下端を透明テープでシールして、これまた寸法に切ったプラ枠板を嵌めて、あっという間にポリカ窓完成。

 

ガラス窓と障子の間の狭い空間に、窓枠レールをドライヤーで加熱して接着していく。

 

一枚ポリカ窓を取付けてみる。干渉せずにスムーズに動く。

 

外から光は入るが、ハモニカ構造の為、外から覗いても、中が見えないので目隠しにもなり一石二鳥。障子を取り付けて完成。

 

ガラス二重、ポリカ二重にシャッターと障子が加われば、30度の内外気温差も何とかなるだろう。

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 他のポリカ、ハモニカーボの工作記事はこちら
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