今まで畑への水やりは水道と雨水タンクで対処していた。しかし畑に大量に水やりをすると雨水タンクは直ぐに空になってしまうし、水道で潅水をしていて、別の作業をしていると出しっぱなしにしてしまうことがあり、問題だった。また前庭への潅水は雨水タンクから汲んでくるか、台所から水を汲んで来ていた。
そこで、畑その1、その2、花壇その1、その2、その3へ簡単に潅水できるような仕組みを作ることにした。
幸いなことに、我家の裏の2mほど高い所には江戸時代の「センゲ」=用水路が流れており、ホースのサイフォン効果で水を引き込むことが可能である。
まず水の取り入れ口。塩ビパイプに穴を開け、ストレーナ替わりにする。
そこに水吸い上げ用ヘッダーの配管を接続して接着。
ストレーナー部分にさらに網戸でゴミ吸い込み防止を施してから水路に入れる。
吸い上げヘッダーを配管クランプで地面に固定し、動かないようにする。
そこから、延々ビニールホース60mを這わせ、裏庭、畑その1、その2経由、前庭までホースを持ってくる。ビニールホースに水道から1分ほど呼び水を逆送し、サイフォンが成り立つようにすれば、用水路からの水が噴き出してくる。
まず花壇1と2用には潅水パイプを準備した。横浜に居た時は水道直結/タイマー給水と散水チューブで散水していたが、今回は水圧が2mほどと低く、その上、川の水で微細なゴミがあるので散水チューブは使えない。そこで、2m塩ビパイプにΦ1.5mmの穴を200mm置きに開ける。
この塩ビパイプにホースとクイックコネクターを繋げ、
花壇の中央に置いて、給水すれば、
10cm程度、水が噴き出してくれる。
花壇1の散水状況。
花壇2の散水状況。
両方とも、2mと1mの塩ビパイプを繋ぎ、3m+αに散水できる。
落差が2mしかなく、流れる水の量は少ないが、流しっぱなしにしても川の水なのであまり心配しなくても良いので精神的に楽である。
畑への潅水システムの製作はまた明日。