いよいよ暑い夏になってきたので、涼しい所を求めて丹沢湖へ。本日開催のカヌーマラソンで駐車場が心配だったが、何とか駐車して、いざユージン渓谷へ。
厳重な林道ゲート。一ヶ月前の熊によるケガの掲示、そして、自転車を含む一般車両の通行禁止(でも、熊は春、秋が怖い、現にここの事故も6月)、通行禁止が7/1からの夏季期間中だけってのは意味不明。事故発生時の責任を逃れたいのか? 10数年前の水害事故に懲りてなるべく人を入れたくないのか?)

最初はまだ、舗装が残っていて、涼しい林道の登りだった。汗もトンネルの中に来れば引いてくれる。

道が荒れだして、ハイキング客が途切れて少し不安になった頃、ユリの香りで道が満たされた辺りに到着。そこかしこに、ユリが群生しており、甘い匂いを振りまいている。

そうする内に、ユーシンブルーが眺められる地点に到着。ハイキング客も居て、一安心。

でも、さらに進むと、熊サイレンなる掲示が。

熊出没したら、サイレンが鳴るのか? そのサイレンで熊を追い払うのか?
いや熊木ダムの放水案内のサイレンらしいので、熊恐怖症は横に置いておいて、さらに登る。道は完全に舗装が剥がれ、32Cのタイヤでも登りにくい。

コンクリートで覆われたトンネルを抜け、さらに素掘りのままのトンネルをクリアーし、

一旦下って、ユーシンロッジへの取り付けにくると、一転して杉の美林の中に綺麗な舗装道路が現れた。

ただ、公衆電話まであったユーシンロッジは閉鎖され、朽ち果てて行く運命のようだ。

夕立も心配だし、出足の早いハイカーが腰を上げるのを見て、そそくさと昼食を取り、ユーシンロッジを出発。

登る時は川側にばかり注意が行っていて、しっかり見なかった、ユーシンのゴルジ地形の滝を眺め、

ユーシンブルーを背景に咲く山アジサイを眺め。

昔はあんな所を滝登りもしたなと、想い出にふけり、

ユーシン渓谷を楽しんだのであった。
ほとんどが未舗装というか、かっての舗装が完全に剥げた道だったので、走行記録を見ると、登りも降りもあまりスピードに差がない不思議なGPS記録であった。

ユーシン渓谷を楽しんだ後は、車載輪行の利点で、中川温泉に直行。町営のブナの湯に行くも、満杯状態だったので、Uターンして、信玄館へ(これが大正解)。

一人千円でこの(信玄館HPから秋の風景)中川の河原を見下ろす露天風呂で寝転がれば、今日の疲れも吹き飛ぶ。

ひと風呂後、辺りを散策して、中川ブルーを眺めて、

下界に降りてくると、やはり東名は大渋滞。あらかじめ調べてあった、大井松田のイタリアン、「チェルト ホノボーノ 」へ。窓から松田山が見渡せる開放的な空間。

スパゲッティとピザにこの金目鯛のアクアパッツアをいただいて、大満足。渋滞も少し収まった東名で1時間強で帰宅。
