マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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榛原萩原小鹿野・豆植えの印

2018年08月14日 08時47分27秒 | 民俗あれこれ(四季耕作編)
小鹿野中組は前日の土曜日にされた。

一方、隣組の中組東は日曜日。

日程決めの決まりは特にない。

講中と相談して日を決めるだけだ。

区長より中組東の日程を聞いてはいたが、講中はまだお会いしていない。

もしかとすれば、あのお家であろうと思ってまずは庚申堂に向かってみる。

その庚申堂の真ん前に道路を隔てた向こう側に稲作田がある。

草刈りをした土手下の崖ぷちで畑作業をしていた男女二人がおられた。

お声をかけたら、私が取材すると区長が伝えてくれていた講中の代表者だった。

夫婦揃っての畑作業は宇陀の黒豆植えだった。急な崖は滑りやすいし、登りも難しい。

足を踏ん張りながら植付けする箇所に竹の棒を挿していく。

その位置が植付けの目印で、奥さんが種を埋めていた。

やがて山影に隠れるお天道さん。



崖はもちろん、挿した竹の棒もシルエットになった。

その姿はまるで墓標のようにも見えた。

(H29. 7. 1 EOS40D撮影)


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