マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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芹井の講

2012年06月12日 06時36分02秒 | 自然観察会(番外編)
河谷橋傍らの庚申塚辺りに咲いていた黄色い花はミヤマキケマン。

山陰の一面に咲いていた。

ふと眼を上げてみれば樹木がある。

そこにも黄色い花が咲いている。

まるでロウバイのような照りがある花だ。



後日に自然観察でお世話になっている先生方に教えてもらった。

それはダンコウバイだとう。

それは雄花と雌花があるようだ。

芹井で咲いていたのはおそらく雌花であろう。

その他にも咲いていた白い花。

シロバナショウジョウバカマやミヤマカタバミであった。

そっとしてほしい芹井の自然。

急勾配の田んぼではアカガエルとおぼしき鳴き声が聞こえくる乾垣内は伊勢講もある。

春と秋の彼岸入りには念仏講もされている。

祭日の日というから彼岸の中日。

その日は墓参りもあるしという念仏講の彼岸日。

鉦を叩いて念仏を唱える。

その場には掛軸も掲げるというが聞きそびれた。

話の様子から考えるに六斎念仏であるかもしれない。

念仏講は乾垣内から3軒。

他に上、中垣内からは4軒だ。

ところが芹井には三つの念仏講があるという。

講中は上、中、笹平、乾のそれぞれの垣内に混ざっているのだ。

3人の組は乾、中、下。

前述した6人の組は乾、上、中とくる。

もうひと組も3人だが上垣内だけで構成しているそうだ。

(H24. 4.15 EOS40D撮影)