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アルコール耽溺者の「プライド」は、飲酒への耽溺を自己の外側に置く。
〝自分〟が〝飲むこと〟に〝抵抗〟するというのである。
アルコール耽溺者の「自己」は、そのプライドゆえに、
自分が経験するところを自分から締め出していく。
「自己」を瘦せ細らせる、これは実に確実な方法である。
──G・ベイトソン『精神の生態学』佐藤良明他訳
心の内側でたたかわれる内戦がみちびく自己罪責
この罪責の構造は、そのまま他者罪責、世界罪責の構造でもある
(分割されざるものの分割)
世界の価値的分割への転用、すなわち「善/悪」「友/敵」「真/偽」
価値ありの側からの価値なしの側に浴びせられる容赦なき罪責のことば
ベイトソンのことばを借用すれば、
世界を総体として瘦せ細らせてきた歴史的方法(内戦)とも云える
分割されざる途切れなき全体。この視点に立つとき一つの仮説が浮かぶ
あらゆる戦争は内戦である──
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