真摯な精励の日々を疑うことはない
そのうえで一つだけつけ加えたいことがある
鍬を入れる場所はそこだけではない
耕して掘り進む別の作業エリア、空域がある
地にありながら空域を翔けるニンゲンの翼があって
メタファーの翼と呼ばれている
翼はこんなふうに羽ばたいて歌を歌う
かいすいよくすなやまかいがらすいかわり (小1女子)
直喩でも換喩でもない、説明は要らない
一切のリンクを外し切って空域に身を投げる
全時間、全方位、全銀河へ向かうオープンエンド
あなたこなた、あれもこれも、どいつもこいつも
見境なく結びあわせ、新たな飛翔ルートが次々に見出されていく
なのはなが月のでんきをつけました(小1女子)
ひとつのサークルの円周内に留まれば空域は消える
無限の飛翔ルートが走るように
サークルに穴を穿って開口部をあつらえておく