どんなにすさんだ風が吹き荒れても
すさみをすさみとして感じている
みなもとにいるものが教える
愛がなければ通り過ぎればいい
通り過ぎれない心が告げる
俺たちは世界に魅入られている
どんなちからも抹消できない
底知れないいざないのなかにいる
光と影、ふたつを一つとして描かれる
描き出すのは心のほかにはいない
滅ぼすちからと生かすちからと
せめぎあうちからのなかにいても
そのことは認めよう
そのうえで片方を黙らせる
そうしなければならないときがある
めがけるかたちはわからない
わからなくてもいい
わからないまま魅入られ
通り過ぎれない心が告げる
「それより一緒に踊りませんか」