蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

一枚板 プロの値付け方法

2007年06月06日 10時54分25秒 | 小川耕太郎
プロの値付け方法

プロが木材に値付けする場合、基本的に㎥(立方メートル)単位で値を付けます。
競りなどで何万円と叫んでいる時はこの単位の値段です。


たとえば3m×12cm×12cm(3m12cm角の柱)の場合は
3×0.12×0.12=0.0432㎥(立方メートル)になります。
立方メートル10万円ですとこの柱1本の値段は
100,000円×0.0432=4,320円です。
角材や幅を揃えた板はすべてこれで値段を付けます。


板で耳付きの場合は木の表側で木の真ん中の幅(中径)を測り、
全長×厚さ×真ん中の幅で㎥((立方メートル)を出します。

href="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/7a/ff0e0630be558deb954212b12baf6618.jpg">


カリンNO1の板で何立方メートルか調べてみましょう。
この木は長さ5.5m、厚さ6cm、中径53cmです。
ですからこの木は
5.5×0.06×0.53=0.1749㎥(立方メートル)になります。この木は228,700円の立方メートル単価ですので228,700円×0.1749で端数を調整して40,000円になります。逆に立方メートル数と値段が解れば立方メートル単価が出せます。
つまり、40,000円÷0.1749=228,700円という具合です。
この立方メートル単価で比較すると値段が高いか安いかわかりやすくなります。
でも、真ん中が極端に膨れた木や極端に細くなった木は一枚単価にすることがあります。


それでは、この値付け方法を参考にいろんな一枚板のサイトをご覧下さい。
もちろん樹種の違い、樹齢、年輪の出方、節の有る無し、乾燥具合、削っているいないなどで値段は違ってきます。幅が60cmを超えると高くなる、長いと高くなるということもあります。私どもの取り扱っている一枚板は基本的に削っていないので安くなって当然です。それでも、いろんなサイトをご覧いただければ私どもの一枚板がいかに安いかお解りいただけると思います。


ご注意頂きたいこと
耳付きの板で幅をどこで測っているかについてよくご確認下さい。
幅の広いところで測ると立方メートル単価が安く見えます。
基本は木の中径です。一番幅の広いところで測ったり、裏で測ったりする例もあります。あくまでも基本は表側真ん中の幅になります。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿