蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

フィンランドから研究論文のため、小川社へ。~長勝さんのノコギリを体験~

2011年03月07日 14時08分50秒 | 新商品_長勝さんノコギリ
1月のお話になりますがフィンランドから
学生さんが卒論の研究論文のため
小川社に取材にきてくださいました。




取材のお話をさておき
話の流れで長勝さんのノコギリで
硬いケヤキの角材を切って頂くことになりました。



 
▲女の方でも硬いケヤキがスーッと切れました。


▲みてください!この切り口。まるでサンダーで磨いたようにピッカピッカです。


▲驚嘆するお二人


長勝さんは、フランスでは文化庁から招待、またチェコでは企業から招待され、
同国の職人さんに技術指導されるほど
国際的に評価されている目立て職人さんです。
せっかくフィンランドに留学されているので
是非!日本の職人をみていただきたいとの流れで始まった
ノコギリ体験。学生のお二人もとても感動されました。




なぜ、長勝さんのノコギリはこんなに切れ味が良いのか



①長勝さんは「ノコギリの目」という発想ではなく「一個一個が小刀の役目をする」と考え目立てをされています。
 だからよくみると、一本一本刃の角度が異なるのです。

②ノコギリは木の繊維を引っ張って切るという発想がありますが
 長勝さんは、木の繊維を一個一個の小刀が裁断するという発想で目立てています。
 だから裁断する音「ギコギコ」といった音がでません。長勝さんのノコギリで切ると非常に滑らかな音がします。
 スーッと力を要れず切った小口がこんなにピッカピカなのです。


③長勝さんは非常に謙虚な方で、いつも色々な職人さんたちがつくったノコギリを研究されています。
 通常、達人になると自分以外のものをみないことも多いかと思いますが
 国際的に評価されているプロ中のプロは違います。
 人の技をみてさらに自分の腕を磨かれています。

長勝鋸H.Pは左バナーをクリック

今日からビッグサイト「建築建材展」にもこのノコギリを持っていっています。
興味のある方は是非!展示会場へご来場くださいませ。
会場には小川耕太郎とスタッフの藤井がいっております。

建築建材展 詳細




会場では、蜜ロウワックスの木製ブラインド「こかげ」も展示しております。


どうぞ宜しくお願いします。

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