きばなの硝子瓶

呑兵衛夫婦の日々の食卓

野火

2017-08-31 | 本と映画の話

大岡昇平さんの傑作

しかし、きついわ~映像化は........

※オフィシャルサイト

それにしても、リリーフランキーは売れっ子だな



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寺内カンタロウ一家

2017-08-25 | 本と映画の話

向田邦子・・・寺内貫太郎一家

本のほうは大好きで何度も何度も読んでるけど、TVのは殆ど見たことない
微かに、再放送をチラリと見た記憶はあるんだけど..............

ってことで、パート1と2、いっきに見てみた

向田さんが拘った「食事風景」を楽しみながら、なつかし昭和家族を堪能した




食事は基本的に、ご飯におみおつけ、メインは魚で副菜と常備菜
お茶碗でお茶をのむのも、なつかしい風景..............



お婆ちゃんお得意の押し寿司、たしか鹿児島の人に教わったって話だった
向田さんが子供のころに住んだ鹿児島の味..............








婆ちゃんが盛大にこぼしながら食べるので、孫のヒデキとお約束の喧嘩になる
そのあいだも、みんな食べる食べる、ま~食べるわ喋るわ、職人さんたちはお弁当か出前など






牛肉の鉄板焼きに「クレソン」は向田さんらしい、梅仕事は外せない風景
意外とサラダの登場も多かったな、夏のごちそうだったのかな





ミヨちゃんの食べっぷりがま~美味しそうで、セリフがあるのにパクパクま~よく食べていた
この「雷干し」の場面は、視聴者から問い合わせが殺到したらしく、後日もういちど同じシーンを入れ
途中で画面の前にむかって婆ちゃんが「説明」するという面白いことをやっていた、生放送もあったし





出ました「伝説の献立いり画面」、このほかテロップはないけれど、ユックリと舐めるように食卓の上を映し
不自然なくらいベラベラと雑談ふうに「献立説明」をするという朝食シーンが、長々と続いたりしていた

赤いウインナーは缶詰だろうか? このあたりからパート2だけど、パート1にも鋤焼がある
翌朝は残りを温めなおして食べるんだけど、争奪戦..................




夏は糠漬け、冬は白菜漬け、お祝いごとにはお赤飯、あまからい煮つけ





おでん種で「ばくだん」という、さつま揚げの中にゆで卵が入ってるがあったらしい
伴さんがまた、い~味だしてて本当に「いい男」だな~って思った、大人の男って感じ


1、2と通してみて、やっぱり初めのシリーズのほうが「うんと」面白かった
樹木さんもミヨちゃんも切れきれだったし、ストーリーも完璧だったし

パート2は話がちとえげつない


一番おどろいたのは、浅田美代子さんの演技力

上にも書いたけど、もりもり食べながらの演技も上手かったし
アドリブだらけの樹木さんとのやり取りにも、ちゃんと付いていってた

現場ではひどく叱られていたらしいけど、きっと鍛えてくれていたんだな

それにくらべて、ヒデキとアセイは酷かった(笑)




つくづく

家族ってさ、子供が生まれて成人して結婚する直前まで
っていうのが「華」なんだね..................

その間がいちばん活気づいてて賑やかで、楽しい時期なんだね
家族の最盛期なんだなって、経験も含めてあらためて思ったな


あたしの場合、実家のはとうに過ぎ去ったし
じぶんちのは子供がいないから、初めからない

ひたすら、おっととの日常を大切に過ごすのみ

それだけが宝物



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あきない世傳 金と銀

2017-08-24 | 本と映画の話

あ~あいかわらず上手いな~高田さんはぁ~

なんども泣いちまったし、もう次が待ち遠し~

はやく続きをぉぉぉぉぉ~


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マッチ箱日記

2017-08-22 | 本と映画の話

柄にもなく、絵本を買ってしまった..............

「いれもの」好きとしては、マッチ箱に反応してしまい



お爺さんが孫に語ってきかせる昔ばなし

マッチ箱は、お爺さんの子供時代の日記
貧しくて読み書きができなかった頃の

イタリアからNYへ一家で渡り.........
文字のかわりに、想い出をマッチ箱につめ記録した

オリーブの種やマカロニ、お父さんの写真など


お話もイラストもとても良く、いい絵本だと思う

これを読んでシマッタ~と思った

もっとマッチ箱がたくさん存在していた時代に
あたしも想い出を詰めて、とっておくんだった

あ~さぞかし宝物になったろうに












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黒い雨

2017-08-10 | 本と映画の話

この時期になると、ついつい手にとってしまう本が「黒い雨」だ


今年は、専門チャンネルで録画しといた映画をみる

楽しい話じゃないけれど、矢須子役のスーちゃんが美しく
とくに、元気なころの入浴シーンの背中を見るのが楽しみだ

何遍みても見惚れてしまう

だんだんと元気をなくし痩せ細っていくのも凄い
メークもあるんだろうけど、本当に頬が削れていく


今回は「未公開シーン」も合わせて放送された
20分くらいのものだけど、こっちは初めてみた

矢須子が生き延びて40才くらいになったころ
お遍路にでる、ってシーンなんだけど.........

う~ん監督~、カットして正解だったと思います




セリフより・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

正義の戦争より、不正義の平和のほうがまだマシじゃけの

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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愛に乱暴

2017-08-09 | 本と映画の話

まず装丁がいい、好きだ



夫には愛人がいる、しかも妊娠している

舅姑とは同じ敷地内で暮らし、懸命に良い嫁をやり
夫ごのみの「甘い料理」を拵える、良い妻の主人公

しかし夫は、「別れてくれ」と愛人のもとへと去っていく


表面だけを取り繕って、現実を見ずに生きてきたからこうなったって感じ
他人はみな、自分に都合よく感じたり思ったりしているワケではない

そんな当たり前のことから目を背けてきたけれど、夫の不倫によって
人々の本音に触れ、現実を知り、精神が崩壊していく............


此処がダメなら向うへ、という、解決せずひたすら逃げるタイプの
典型的なダメ男の夫だけれど、可哀そうかなって気もした

だって主人公の妻には「心」ってもんがないんだもん
夫もそれに気づいていたし、舅姑も気づいていたフシがある

だから誰も本当には心を開いていなかった
あたりまえだ、主人公だって閉ざしてるんだから


あたしも覚えがあるけど、自分は閉ざして拒否しているのに
相手には「受け入れてもらいたい」「心を開いてほしい」と、望む人がいる

そりゃ~ないわ、気づかないほど人は馬鹿ではないし

愛情に飢え愛情を渇望している人ほど、原因は「己にある」ということに気づかない


この本を読む前に「慟哭・貫井徳郎」を読んだんだけど
似たような「騙し」が、この小説にもある...........

それにより、人は「自分に都合よく考える生き物」なんだな~と気づく


結婚して年月が過ぎ、すでに中年となった子供のいない女にとって
キリキリと、胃を締めつけられるようなお話だったけれど

最後に救いはある




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天国はまだ遠く

2017-08-07 | 本と映画の話
                    

ユーチューブのこのシーンがあまりにも美味しそうだったので(※これ

すぐ本を買って読んでみたら面白かった



ので、映画も借りて観た

小説より肉づけがしてあって面白かったし
徳井くんの演技もやけに良く..........

ローサちゃんの食べ方も美味しそうだったし




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ディナーラッシュ

2017-07-31 | 本と映画の話
                        

※予告編・・・

話は単純だけど、スピードがあって面白かった

戦場のような厨房が好きだし............


特典でレシピが入っていたので転写しといた




















試してみよう・・・・・

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女が階段を上がる時

2017-07-27 | 本と映画の話

※解説とか・・・・・

1960年公開だから、あたしが生まれる前の


女が、ぐっと階段を上がる時って確かに誰にでもある
人生の所々で、少しづつ、次の段階へと上がっていく

男も上がるけど、上がり方が女とは全然ちがう

男は、女がじれったくなるくらい、何時までも下段で停滞してるけど
ある日突然、いっきにダダダッと上段まで上がる、上がるというか登る

1回の上がり方が女とは違う、男の方がずっと「高い」

下にいたはずなのに気づけばずっと上にいた、と女は慌てる
頼もしいような寂しいような、嬉しいような悔しいような

複雑な気分になる

でもこれでいいんだ、それが健全な証拠なんだから


世の中には「上がらない」人もいる、上がらないどころが「落ちる」人もいる

落伍者とはよく言ったもんだ


ちょっとでもいい、上がる時はちゃんと上がろう
それがどんなに苦しく痛く辛くとも...........

甘えて逃げたら、あっというまに落ちる気がする

どんなにイヤで、ギャ~スカ言い訳しようが文句いおうが
駄々こねようが助けを求めようが、誰も聞いてないし助けもない

上る時は上らねばならぬのだ、ひとりで


間違えばガッと足を踏みはずす、階段落ちだ

人生の階段は容赦ない


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怒り

2017-07-11 | 本と映画の話
                      

※公式サイト

すごく面白かった、よくできていると思う

おなじ作家が原作の、「さよなら渓谷」は最悪だったけど
こっちはよかった、役者もうまい人ばっかりで濃かったし

ただ、ゲイのラブシーンはきつかったが(笑)


小説は、読もうかな~って前から迷っていた
映画をみて、想像していた内容とは違うことに気づく

例の、世田谷一家殺人事件をモチーフにしたものだと勘違い
まったく別もんだった、早とちり.............

登場人物たちの、もっと深い心理状態や環境などを知りたくて
さっそく小説を購入、じっくり読んでみようと思う



もう一冊、面白そうなのがあった



こっちも購入


「悪人」も好きで、録画してある
また見てみようかな..............


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22年目の告白ー私が殺人犯ですー

2017-06-15 | 本と映画の話

小説のほう

映画とは内容が違うみたいだ


面白かった~

ラスト泣けた~



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お直しとか

2017-05-27 | 本と映画の話

「ほぼ日刊イトイ新聞」の中の連載(※ここ)でも読めるんだけど、本も買ってしまった

手芸好きにはたまりません


穴は塞ぐんじゃなくて、極小のポケットにしてしまう

個人的には、衝撃的な「お直し」だった

すばらしいっ



     ・・・



Wする身には、かなり暑くなってきた

短めブカ気味のジーンズで誤魔化してきたけど
それももう限界、暑すぎて歩けねぇ............

おっとは「ジョギング用のウエアー」を買えっていうけど
あんなの着たくないし、買い物するにも恥ずかしい

それに、そんなもんにお金つかいたくないし


はいてないスエットパンツが2本あった
すそが窄まってるやつ、冬用に買ったやつ

だけどもうスエットは部屋着にしない
そう決めたから、はいてない

それをW用に改造する



窄まってるとこをジョギッと切り落とし
チェーンステッチとかぎ針編みで「お直し」した

ふふ~ん、なかなかいいじゃ~ん

窄まってるやつだから、下まで真っ直ぐ細くて塩梅いい

出来たてを早速はいて、夕暮れコースを歩いてくる
やっぱぜんぜん違う、熱が発散されるのかだいぶ楽だった


耳の調子は、薄皮をはぐように良くなっていたけど
昨日から持病の片頭痛がでて、鎮痛剤を続けて飲む

ま~久しぶりに、痛い痛い

今日の午前中、何度目かの服用後よ~やっと治まったけど
頭痛のせいか薬のせいなのか、ブンブンと耳鳴りが酷くなる

あ~あ~こんなに努力してるのにまた後退か~、とズドンと底へ落ちる

とにかく「音」を聞くのが苦痛、ひどい音だから
自分の声もおっとの声もとても耳障りで、口が貝になる

話せば、神経をザラリと逆なでするから


夕方へ向かうにつけ、どんどん悪くなる

心がまっくろ

それを振り払うように、必死で「お直し」に没頭する
さぁ~できた♪ってんで、飛び出すようにWに出た

ときどき足元をのぞく、チラッと刺繍糸がみえる
ふふふ~っと気分がよくなり、足も前へ進む

帰り道、西の空をみたら針のような三日月がでてた
あ~綺麗だな~と、数キロず~っと見ながら歩く

針だ~ちくちくしたいな~、と手芸モードになってる自分
なんか縫いたい編みたい、なんか作ろ~と楽しくなってくる


帰宅したら食欲モリモリで、買ってきた「握り寿司」を食べた

耳鳴りは相変わらずブンブンだけど、気にしない
鬱陶しいけど気にしない、おっとのヒスも気にしない

楽しいことだけを考えていよう

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お父さんと伊藤さん(小説)

2017-05-22 | 本と映画の話

                   

映画も良かったけど、本はもっと良かった

おもしろかった~好きな世界だぁ


伊藤さんがいいんだよね、すきだ~惚れそうだ


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みをつくし料理帖(NHK)

2017-05-15 | 本と映画の話

はじまりました

※公式サイト

ぷっ、華ちゃん、表紙の絵にそっくり

第一回は「はてなの飯」、うちのはこんな感じ(※はてなの飯

華ちゃん以外、配役をわざとに調べなかったんで
なるほどなるほどと............

それにしても、旦那さん(種市)をあんなに禿げ散らかさんでも(笑)


「料理とか食べもの」の描き方っていうのか、控えめで感じいい
撮り方が華美になってなくクドクもない、そこがすごくいい

次回も楽しみだ





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お父さんと伊藤さん(映画)

2017-05-14 | 本と映画の話

※公式サイト

オットが借りたんだけど

すごくよかった、いい映画だった

またまたリリーがさ~上手くてさ~、役どころも良いしズルいわぁ

しっかし、超売れっ子じゃないかリリー


みおわってすぐ、アマゾンで原作本を注文する


やたら食事風景が出てくるけど、これがあんまり上手な料理じゃなくて
それがリアルでかえって美味しそうっていうか、狙ったんだと思うけど

あと、柿は買って食べるもんじゃないって、お父さんが憤慨してたけど
最近、どっかで同じようなことを読んだような、聞いたような........

北海道出身のアタシにとって、柿は「買って食べる果物」だけど
そういえば、山菜を買うのは抵抗あるな(仕方ないから買うけど)

山いって採ってくるもんだし




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