鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

苦しみを選ぶ「勇敢な魂」:ロバート・シュワルツ著

2009-12-12 21:09:27 | Weblog
昨日の雨とは打って変わって、暖かい土曜日。


人が生きてゆく上で、どうしてこんなことがこの身に起こるんだろう・・・?
というような自分では、どうしても納得できない出来事にぶつかる場合があります。
それは、些細な出来事かもしれないし、或いは、もっともっと重大な出来事・・・事故、不治と思われる病気、或いは、先天的な障害を持って生まれてくる場合・・・。
自分では、どうしてそうなるのか、納得する答えが、わからないから苦悩が常につきまとうのでしょう。

この本は、こういった一見、理不尽に思えることにも意味がある・・・といった主旨の本です。
わからないことは、スピリチュアルな世界で聞け!ってとこでしょうか?

正直、私は、この本について、どう評価していいのか、わかりません。

読んでいて、そう思えれば心がラクになるのかな・・・と思うし、その反面、前世とか来世とか、生まれてくる前に魂同士(ソウルメイトのグループ内)で、プランニングされているため、現状は、試練にあっている・・・合意の上での事象なんだから・・・って言われても・・・と思うこともありました。
あの世のことで相談されたプログラムを、現実・今の世界で実現しているから、これは『試練』では、なくて、魂の成長する過程なんですよ!って説明されも・・・。
そうなのかもしれないし・・・。違うかもしれないし・・・。結局のところ、わかりません。

スピリチュアルな世界を生半可な知識と好奇心で、覗き込むと、抜き差しならないことになるのかも知れません。

だって、爆弾を仕掛けて人を傷つけた犯人にさえ、スピリチュアルな次元からみると深い意味があって、それが、ひとびとの魂の成長に役立っている・・・って説明されても納得いきますか?

このあたりを読んでいて、ふと思いましたが、島根で女子大生が殺害された事件があったけれども、この事件も、この世に誕生する前に魂同士が合意して行われたことだ・・・って言われて、そうですか・・・って納得できるものでしょうか・・・しかも、一部報道によると、筆舌に尽くしがたい程、遺体が損傷されていた・・・猟奇的事件だと聞いています。

なんでもかんでも、スピリチュアルで解決しようとしても、どうしてもワタシには、納得がいかない・・・それが、この本を読んだ感想です。

この本を読んで、障害や病気、そして様々な困難が、人より劣っているから(なんらかの罪悪の償いとして)発生するのではなくて、意味のあることだというのは、本当に救われるような思いがしましたが・・・。

どうなんでしょう・・・所謂『スピ』系って・・・。

ワタシは、スピリチュアルには、生きてないってことでしょうか・・・。