未熟なカメラマン さてものひとりごと

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近江八幡を訪ねて4 新町通りから八幡山ロープウエイ(撮影日記)

2010-07-02 23:16:15 | 観光名所

雨に濡れた新町通り、閑静な佇まいです。

八幡堀から新町通りを通って、まず近江八幡市立資料館のひとつである旧伴家に向かいました。新町通りの町並みは、他と比べ派手さはありません。質実剛健といった感じでしょうか。振り返ると借景に八幡山、まさに絵になる風景ですが、その通りの一軒が修復中で、養生のネットのグリーンが目立ち、撮影という点では非常に残念でした。景観に配慮してネットの色を変えるなどしてもらうと有難いのですが、それは無理な話でしょうね。旧伴家の入口を入るとそこは広い土間。左の一室が受付で、パスポートはみせるだけでOKです。正面に日牟禮八幡宮の大祭、左義長祭りの大きな神輿=左義長がデーンと構えていました。高さは2階の天井に届くぐらいあります。なんと豪華な!中央にある虎の張子が見事です。これは干支でしょうか!私たち岡山県人から言えば、まさに動くトンドですね。最後には燃やされてしまうのだそうです。
2階に上がると。畳の部屋があり扇風機が何台か廻っていました。その一角に座り込み、汗を拭きながら、地図を確認していると、「今日は暑いですね!」と他の入館者から声がかかったり、同じように座りこむご夫婦もありました。2階から眺める新町通りも風情がありますね。大きな松が町並みに彩りを添えています。
こうして、しばし休憩の後、次に重要文化財に指定されている旧西川家に寄ってみることにしました。



旧西川家の畳の間から見るお庭は何ともいえません。

旧西川家の拝観は、まず路地を通り、入口はその裏側にありました。受付でパスポートを見せるとどうぞとのこと、カメラはいいですか!と訪ねると、個人で撮られる分なら大丈夫です!との快い返事。以前、鳥取県智頭町の石谷家、重要文化財に指定される前はOKだったのに指定されたあとは、きっちり断られたことがあります。OKかどうかは重文では半々ぐらいでしょうか!矢掛の石井家、鞆の太田家は条件つきながらOK、竹原の松坂邸はだめでしたね。なにを基準に決めているのでしょう。さて、土間には懐かしいかまどがあり、畳に上がると広い庭が見えます。雨の水分を十分過ぎるぐらい吸った苔は見事に鮮やかに見えました。いつものことながら、畳の部屋からお庭が見られる、最高の贅沢ですね。小さなスペースに箱階段がありました。上に行くにしたがって箱は小さくなりその開いたスペースが階段の役割をします。もちろん箱は入れ物に利用できるわけで、昔の人はよく考えたものだと感心します。
 新町通りを後にして、八幡山ロープウエイに向かいました。時間が少し気になります。
(つづく)


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