未熟なカメラマン さてものひとりごと

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自働電話って???

2009-09-12 11:51:41 | 観光名所


 先日、うだつのあがる町並みで有名な、徳島県は脇町を訪ねたときのことです。脇町郷土資料館(脇町観光協会)前にご覧のような電話ボックスがありました。この町が栄えた時代にあったものかと思いましたが、どうやら再現されたもののようです。中の電話機は普通のグリーン色のものでした。公衆電話を設置する際、この町並みにふさわしいレトロな外観にした、ということでしょうね。でも携帯電話が普及した今日では、利用者もほんどいないでしょう。でも私が特に興味をもったのが、そのボックスに書かれた「自働電話」という文字でした。
自動ならわかるけど、自働とはどういうこと?書き間違えではとも思いましたが、それもないだろうということで例によって少し調べてみることにしました。
 公衆電話が日本に初めて登場したのが1900年のことで場所は新橋駅と上野駅でした。それまでは電話そするのにわざわざ電話所というところに行って頼まなくてはいけなかったのが、人手を介さずにかけられることとなりました。同じ年、現在の銀座1丁目交番付近に、最初の公衆電話ボックスが登場しました。このとき使われた電話機は、アメリカで使われていた名称の「オートマチック・テレホン」を直訳して「自働電話」と名付けられました。自分で働くといっても、実際には受話器をとって交換手と話します。交換手の指示で、お金を入れます。10銭か5銭のどちらかです。投入口が違っていて、入れると10銭は「鳴鐘」、5銭はゴングのような「チン」という音がしたそうです。その音を聞いて交換手が投入額を判断し、通話先につなぐ、というものでした。大正14年に自動交換方式の採用により、これと紛らわしいため公衆電話と改称されたようです。

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