第80号のトピックスニュースは、難関資格の遺伝子分析科学認定士1級に合格
市立函館病院(森下清文院長)遺伝子細胞生物検査センター 主任技師の小笠原愛美さんが、遺伝子分析科学や遺伝子関連検査に関わる難関資格の遺伝子分析科学認定士1級に合格した。これまでの1級合格者は全国で31人、道内では北海道大学病院の2人に次いで3人目だ。
日常診療において遺伝子検査は,確定診断や予後診断に幅広く利用されている。遺伝子検査によって得られた結果は診断的価値が高いことから,検査の実施方法と結果の解釈には高い精度が求められている。遺伝子分析科学認定士制度は、このような遺伝子検査を行うために設けられた制度である。2007年に第1回の初級試験が実施され,初級合格者がさらに5年以上の研鑽を積んだ後に取得する1級試験が2012年から実施されてきた。
既に初級に合格している小笠原さんは昨年1級に挑戦。試験は多肢選択形式の筆記問題、実技試験、英文和訳が出題された。「動画を用いた実技の問題や苦手な英語に苦戦したことで、時間が足りなくて合格ラインには達していない」と半ば諦めていたが、7月に合格通知が届いた時は嬉しさで声が出たほどだったと話す。「3歳の子どもを寝かせてから試験勉強を続けてきましたが、その努力が報われました」
PCR検査で一度に多くの検体を調べることができる検査機器(Cobas z480)について説明をする小笠原愛美さん
市立函館病院(森下清文院長)遺伝子細胞生物検査センター 主任技師の小笠原愛美さんが、遺伝子分析科学や遺伝子関連検査に関わる難関資格の遺伝子分析科学認定士1級に合格した。これまでの1級合格者は全国で31人、道内では北海道大学病院の2人に次いで3人目だ。
日常診療において遺伝子検査は,確定診断や予後診断に幅広く利用されている。遺伝子検査によって得られた結果は診断的価値が高いことから,検査の実施方法と結果の解釈には高い精度が求められている。遺伝子分析科学認定士制度は、このような遺伝子検査を行うために設けられた制度である。2007年に第1回の初級試験が実施され,初級合格者がさらに5年以上の研鑽を積んだ後に取得する1級試験が2012年から実施されてきた。
既に初級に合格している小笠原さんは昨年1級に挑戦。試験は多肢選択形式の筆記問題、実技試験、英文和訳が出題された。「動画を用いた実技の問題や苦手な英語に苦戦したことで、時間が足りなくて合格ラインには達していない」と半ば諦めていたが、7月に合格通知が届いた時は嬉しさで声が出たほどだったと話す。「3歳の子どもを寝かせてから試験勉強を続けてきましたが、その努力が報われました」
PCR検査で一度に多くの検体を調べることができる検査機器(Cobas z480)について説明をする小笠原愛美さん