私は初老男である。
初老男にはスポーツにおいていくつかの「夢」がある。
日本人選手による
「テニスグランドスラム制覇」(可能性あり?!)
「ゴルフメジャー制覇(特にマスターズ)」(これも可能性あり)
「サッカー男子ワールドカップ優勝」(これが一番遠い?)
「スキーワールドカップ優勝」(ちょっとむずかしい?)
「卓球中国粉砕」(もうすぐだ!)
などである。
その中に「モータースポーツF1ないしインディ500優勝」というものあった。
F1では「3位」というのが2度ある。
1度は鈴鹿での鈴木亜久里。
そして、もう一人はアメリカでの
「佐藤琢磨」
である。
「日本人F1ドライバーで、実力でそのステージに上がったのは琢磨だけだ。」と一時期言われていた。
F1現役時代の彼の走りには、その意味を思い知らされたっけ。
彼は第45回インターハイの自転車競技ポイントレースで優勝しているのだが、自身の高校には自転車部は無かった、
校長に直談判をして「部員一人」の自転車部を作ったという。
更に、大会時に認められている練習時間をある程度無視して走り、有力選手を偵察して勝ち上がったと聞く。
鈴鹿サーキットレーシングスクールの入学選考にも無かった「面接」を認めさせを勝ち取る。
やはり偉業を成し遂げる人間には、こうした「アクの強さ」が必要であり、そうした行為がある程度許されてしまう。
残念ながら私はインディ500の中継を見れなかった。
だから、ネットニュースのヘッドラインで琢磨の優勝を知った時、思わず「うそ!!」と声を上げてしまった。
まさか日本人が「インディ500」に勝つなんて・・・・。
生きていてよかった。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、インディ500で日本人が勝つということの意味を噛みしめますように。
May
こういう男には、どうにもかなわないよなぁ。