完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

中年の同級会   ~欠席の理由~

2010年09月07日 | Weblog
私は中年である。

二週間近くも雨が降らなかったが、急にどしゃ降りの雨が激しい雷と共にやってきた。

それでいきなり空気の感じが変わったように思う。

まだ、相変わらず暑いのではあるが・・・。


先日「同窓会」があった。

私は欠席した。


これまでの同窓・同級会では、幹事に名を連ねる常連であったが今回はその声もかからず、またその会自体にも出るのをやめた。


すでに50歳を目の前にして「ハーフ100歳を祝う!」と称して全員が揃えば360人になろうかという同級会。

本当は出ようかとも思った。

懐かしい顔を見たい気持ちも少なからずあるにはあったのだが・・・。


欠席の理由は幾つかある。

メタボが心配なこと。参加費が高いこと。(セコイな)etc

しかし、同級会を欠席した最大の理由は、・・・自分の「老い」を確認したくはなかったからだ。

いまでも街をちょっと歩けば、中学時代の同級生と顔を合わせる。

悪いことに私の同学年は、360人近くもいる。

すると、小さい田舎町だからすぐに同級生と顔を合わせることになる。

その瞬間(歳を取ったなぁ・・・)と思ってしまう。

困ったことにこちらがそう思った以上に、向こうもこちらをそう思っているのがアリアリとわかるのだ。

同級会ともなれば、右を向いても、左を見てもそんなふうになる。

つまり「自分が老いてしまった」ことを今以上に自覚することになる。

それは、とても「危うい」ことだ。もちろん、「自覚しない」ことも充分危ういのだが。

わたしのように「生きていること、そのものが苦痛」な男は、勘違いであっても「まだ若い」と思っていなければ、生きていけないのである。

どうやら「同級会大好き!」という人達は、全く逆にその古い友たちとの一夜の宴を「パワー」に変えられる能力に長けているらしい。

だから、そういう人たちは毎年同級会をやっている。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これから、いつか同級会に出るときがくるのだろうか・・・。

                                                     may

後で聞いた話だが、欠席した別の人間が「せっかく幹事が頑張ってくれているになぜ出ない」とか「この間の同級会になぜ出ない」と次々に言われたという。

こういう事を言うのは、特に気の良い男に多い。そうした奴らには、私の欠席の理由などとても理解できないだろうなぁ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする