完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

「うまい」やり方だね・・・。Up   ~分別百科の連鎖~

2008年10月14日 | Weblog
私は中年である。

連休中に北陸能登に行ってきた。

同じ日本海側のトナリのトナリの県なのに、やっぱりちょっと違った感じだった。

普通に観光ルートをたどっただけだったが、唯一「輪島の朝市」を歩いたときに
変わった経験をした。

私はヒネクレ者だから、その朝市の「裏側」が知りたくなる。

朝市の通りを突っ切って、工事中の橋を渡る。すると、朝市にも並んでいる魚介類を
下ろしている小さな水産工場(つまり漁師さんたちの家)が並んでいる。

10時を少し回った頃だが、まだ一生懸命小さな魚を中心に開いて干物などを作っていた。

私くらいの年齢の夫婦と老婆の三人で黙々と作業を進めている。

ついついその夫婦の姿に自分の状況をオーバーラップしてしまう。

好きで漁師になったわけではないのではないだろうか・・・。
家業としての漁師をなんとなく継いでしまったのではないだろうか・・・。

嫁さんも今の状況を甘受した中で夫婦を続けているのではないだろうか・・・。


ふっと橋の上から見渡せば、能登湾の波の静かな海がいっぱいに広がっている。

10月のさわやかな風とあたたかな日差しがそうした雑多な意識を飲み込んでいる・・・。

旅に出たら「裏通り」でそんな「何か」を見つけるほうが、観光ルートを巡るより
ずいぶん面白いぜ。


っということで、まったく関係ない話。

「ディアゴスティーニ」という会社を知っているだろうか。

「分別百科」で業績を上げている会社だ。


この会社は結構古くて20年ほど前に美術系の分別百科を売り出したのが初めでは
ないかと思う。

実は私はそれを全巻そろえているのだ。(全10冊100名の画家だ)

はじめの方は「ゴッホ」「ルノアール」「ピカソ」などのそうそうたるメンバーが
揃えられているのだが、20巻以降はほとんど知らない画家ばっかりになったっけ。

押入れの奥にでも入っているだろう。


いまやこの会社もDVDなどの分別販売が主であり、昨年から売り出されてある海外ドラマに
はまってしまっている。


そう「刑事コロンボ」である。(ブログのどこかで書いたっけ?)

全45巻・・・。

「刑事コロンボ」のDVDは全巻発売されていて格安の物もあるのだが、このディアゴスティーニ社の
ものは詳細に踏み込んだパンフレットがついてくる。

これがまた、非常に面白い。

「刑事コロンボ」は画期的な推理ドラマだった。

・・・コロンボの話をすると長くなる。また別の機会にしよう。

そのディアゴスティーニ社がまたやってくれた。

私が刑事コロンボを定期購読している最中に、かの社は「DVD落語百選」を発売してしまった。

数少ない私のブログの読者の皆さんはご存知かと思うが、私は落語にもかなりの
興味を持っている。

コロンボのDVDは隔週販売で1冊1490円。

落語百選も同じ販売形式。

・・・刑事コロンボはあと18冊。

単純に計算して9ヶ月間販売される。

この上「落語百選」を定期購読すると・・・私の月の小遣いは、かなり苦しいことになる。

こうやって欲しいものを次々に発売する・・・。

うまい手を使うものだ。

果たして私はこの「誘惑」に勝てるだろうか・・・。

ディアゴスティーニ・・・こす~い。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんながいろんないろんな「誘惑」に負けませんように。

                          may

中年になるといろんなことに興味がある・・・。それがこうした時に「仇」となる。

コメント
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