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国民の館前発着のクロス・ロッテリーを走り終わった後、しばらくゴールあたりで待っていると、ブカレストのラン仲間マリアナが入ってきました。応援の友人によると「年代別3位ヨ!」、おめでとう、マリアナ。ところが順位集計係のところに行くと、3位にはまったく見知らぬオバサンが番号札を握り締めて名前を書いてもらっています。
ジーンズの上下にカジュアル・スニーカーというごく普通の服装のオバサン。3位だと思っていたマリアナも腑に落ちません。そのとき、きょうは応援に回ったマイダーリンとロディカ(=ラン仲間ステファンの奥さま)が血相を変えてやってきました、「コノ女性ハ、全部ノコースヲ走ッテイナイ、ゴールノ手前デ横入リシタ!」と言うのです。
マリアナも「私ハ全部走ッテ、コンナニ汗ヲ掻イテイル。デモ、コノ女性ハ、コノ服装デ、汗ヲ掻イテイナイ。」と指摘して抗議。ランニング人口の少ないブカレストで、入賞クラスのランナーと言えばお互いみな顔を知っています。マリアナはルーマニア・マスターズ連盟の事務局でもあり年鑑作成に携わっているので、ブカレストのみならず全ルーマニアのマスターズの選手達を知っています。
ところが順位集計係は主催者側のアシスタント、番号札だけが頼りです。断固抗議してもオバサンの持ってきた番号札を尊重する姿勢。かなりのスッタモンダがありました、日本の市民マラソンでは横入りなど信じられない状況です。信じられないことが起こるのがルーマニアのスポーツシーン。マリアナの抗議は受け入れられません。
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が、このあとマイダーリンとロディカが主催者側に徹底抗議してジーンズ姿のオバサンは削除され、マリアナが3位入賞となりました。「コンナコトガ起コッタノヨ。」と後でマラソン仲間に話してみると、「ココハ、ルーマニアダカラネ。」、安心して走ることも出来ません。この日、もしマイダーリンとロディカがオバサンの横入りを見ていなかったら???
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そして3位入賞のマリアナと一緒に表彰式です、2位の選手もサン・ジョルジュからの友人。私のネイビーのウィンドブレーカー上下は先週新しくしたところです。
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サボー選手にも再会。あちこちでインタビューを受け忙しそうでしたが写真サービスしてくださいました。さすが有名&人気選手。
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