
マラソン大会もなく、遠出する予定もない週末のお楽しみはアンティークマーケット。コインや絵葉書をコレクションしているマイダーリン、非番とあればヤリでも降らない限り必ず出かけていきます。昼から仕事であっても、早起きして出かけていきます。

毎週末、ブカレストの地元の人でにぎわうのが、ミリタリーの骨董市とヴィタンの市。ともに入場料3レイほどを支払い、会場に入ります。ほかに期間限定で不定期開催のオボールの骨董市(târgul anticarilor)。
3年前まではブカレスト2区、パンテリモンの市がオープンマーケット(入場料無し)として栄えていたのですが、ジプシーの多い地区で保安の面から開催禁止になりました。わたしもここで一度ジプシーの襲撃を受けたことあり、記事はこちらから。
これが骨董市なの?と最初に訪れたときにはびっくり。ゴミの中から拾ってきたようなものまで、地面に並べて売っているのです。もちろん本物の年代を経てきたものもあり。よく目を肥やして、単なる古いものと値打ちものを見極めるのが肝心。

上の写真、地面にそのまま無造作に並べられている古物。中央よりに見える赤い箱は、古物と同化して見えますが、実は、公園のゴミ箱。

ルーマニアで初めて、このようなヨーロッパ流の蚤の市に足を踏み入れたわたし。その後パリの有名なクリニャンクールの蚤の市を訪れる機会があり、この観光名所となっている蚤の市もルーマニアの蚤の市とほぼ似たような状態で開催されていることを知りました。

パリの公園でも通路に各自のスペースを確保し、敷物を敷き、何やかやと並べて売っています。家の中の不用品であったり、ガラクタ様のものであったり。
古光りする年代ものの家具もあり。単に取っ手が取れただけなど傷物のキャビネットもあり。でも気に入ってお値段交渉が成立すれば、自分のものになり、お持ち帰り。

古びていても「これが値打ちなのさ。」と値切りに応じない店主もいれば、一声で半額にしてくれるおじいさんもいます。「これも持って帰ってよ。」とおまけを付けてくれることも。家の中のガラクタ整理をしている人もいるみたい。
蚤の市に出かけて、ガラクタを買いこまないよう、でもいろいろ見て廻るのは時間を忘れるひととき。ここでお財布散財することは無いので、自分の予算内で気に入ったものを探します。さあ、今日のお値打ち品は何かな~?
注:
写真の横に@Romaniaとあればルーマニアのアンティークマーケット。@Franceとあればクリニャンクールの蚤の市。どちらも、熱心な収集家、コレクションや古物好きな市民でにぎわいます。



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良いな~蚤の市。
良いな、良いな。
面白そう。
日本でも時々骨董市がやっているけど、やはりモノを大切にする、ヨーロッパの蚤の市とは違う!
なかなかヨーロッパには旅行する機会がないけど、行きたいなと思うところの一つです。
また、行ったら紹介しねくださいね!
古いものから、古くて値打ちのあるもの、単なる古ぼけたものまで。
そんな中で、自分の財布と相談しながら自分の気に入ったものを見つける、たとえそれが値打ちものでなくても、自分にとっての宝物。
そんなところです、蚤の市。