ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ジプシー襲来事件発生!!

2006-09-10 | ルーマニア&あちこちで・びっくり
こちらでは「チガン」(=ルーマニア語)といいます、ジプシー(=今ではロマ人、と言います)の集団です。どの観光ガイドブックを見ても書いてあります、ヨーロッパではジプシーの集団に気をつけなさい、と。彼らは子供を筆頭に家族で襲ってくるから、と。

ブカレストの私の居住区でもよく見かけます、派手なスカーフを頭に巻き、なんともいえない色彩のロングスカートを履いているのですぐにわかります。主な仕事は「ごみ漁り」、ごみの山の中からペットボトルを集め、転売できそうなものを拾っています。

それもしたくない家族は「ギブ・ミー・マネー」、通り行く人に手のひらを差し出しています。赤ちゃんを抱いた少女も「ギブ・ミー・マネー」、孫を連れたおばあさんも「ギブ・ミー・マネー」、何もしたくない人が「ギブ・ミー・マネー」をしています。

それでも「しっし!」と追っ払うとしつこくはしないし、ペットボトル集めをしていてもこちらには実害はないので、余り気にしていませんでした。

しかし今朝の青空アンティークマーケットでついにジプシーの襲撃を受けました!!建物の間で少しごったがえした狭い通りを左右の露天商を見ながらぶらぶら歩いていると、急に私と同じくらいか私よりも少し低いくらいの背丈の子供たちに取り囲まれ、体同士が当たりました。

「変だ!」と気づいてかばんに目をやると後ろ側から伸びた少女の手がかばんの中に入っていました。うかつにも今日の手提げかばんは開封型、ファスナーの付いていないタイプだったのです。

その瞬間、わたしは前の少年の足を意図せずに踏んでいたようです、ざわっと少年が気色ばんで雰囲気が変わり、後ろの少女はさっと手を引っ込め、次の瞬間にはその集団はもう人ごみの中に消えていました。かばんの中身は無事でした、でもカメラが一番上に乗っかっていたので、危機一髪といえるでしょう。

普段はマイダーリンと一緒に骨董市を見て歩くのですが、今日のマイダーリンは骨董市までジョギング、私は昨日の山歩きで少しアキレス腱を痛め公共の交通機関で骨董市を訪れ、こちらで合流することになっていました。

何度かこのようにしてマイダーリンと別々に市に出かけ、一人歩きをしていたので油断があったのでしょう。襲撃を受けてからはかばんを抱えるようにして広場に出て、すぐそのあとでマイダーリンが見つかり、「チガンにやられかけた!!」と泣きの報告。

「チガンは、チャイニーズをアタックするからね、ここではアジア人は皆チャイニーズだと思われているからね。これからは一人でアンティークマーケットに行くのは駄目!!」ということになってしまいました。「逃げて行くチガンはまだまし、時としてナイフを持ってアタックしてくるからね。」

子供でも油断ならないとのことです。ほんと、持ち物も命も無事でよかったです。一瞬にして防御できて未遂に終わり、あまりにも瞬間だったため怖い思いもしなかったのが幸いですが、やっぱりあるのです。ブカレストの街歩きに慣れてきたころが危ないころ、くわばらくわばら・・・

@Bucharest


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2 Comments

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ジプシー (mari)
2011-02-07 20:13:17
イタリアへ行った時にもジプシーらしき一団がいました。ロマ人でしょうか?

ルーマニアって物騒なところなんですね。
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mariさんへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2011-02-08 10:10:43
昔の呼び名がジプシー、いまは彼らの希望によりロマ人とよばれるようになっています。ルーマニア語では「チガン(単数男性形)、ほかにチガニ(複数男性形)」といいます。

たしかにルーマニアにもたくさんロマ人はいます。街中でもしょっちゅう見かけますが、手当たり次第に悪さをしているわけではなくて、まじめに一生懸命働いているロマ人たちもいるし、ゴミあさりを本業としているロマ人もいます。

ルーマニアは日本よりも少し物騒だけれど、ヨーロッパのほかの大都市も似たようなものかな、と思ったりします・・・
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