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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



寺田寅彦の歌のパロディ、「好きなもの 朝日 コーヒー 花美人 押し照る浪速 写真撮影」の中から、私の好きな大阪港の朝日を紹介しましょう。日の出前のなみはや(浪速)大橋

押し照るとは、なにわ(浪速又は難波)の枕詞です。5時少し前、「なみはや大橋」の向こうの生駒山から太陽が顔をのぞかせました。

奈良の枕詞、「あをに(青丹)よし」は良く知られていますが、大阪の「押し照る」の知名度は低いようです。大阪港で働く船も動き始めています。

押し照るとは、広く西向きに開けた大阪で、太陽が強烈に輝いているという意味です。この写真を見ると、大阪港から見える日の出は、地平線すれすれから始まることが判ります。

朝、大阪港に立つと、大阪の枕詞となっているその太陽が昇るのを見ることができます。太陽は、船の真後ろ、生駒山の稜線ギリギリまで昇ってきました。

しばらくすると、押し照る太陽となみはや大橋が重なって、「押し照る浪速大橋」となります。

ズームアップして見ましょう。この写真を良く見ると、太陽の右端に「押し照る浪速大橋」をゆっくり右に向かって歩いている人影が写っています。

ますます押し照る状態になってきた太陽の前をトラックが通過していきます。

ここまで昇ると、太陽が強烈すぎてこれ以上撮影を続けるのが困難となってきました。

早起きした人だけが見ることのできる 「押し照るなにわの浪速大橋」でした。



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