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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



牡丹のメッカ長谷寺のHPを見ると、「寒牡丹が見ごろを迎えております。併せて、冬牡丹を十数株境内随所に入れております。これから、来年1月末にかけて、お花をお楽しみいただけます」とのこと。

登廊(のぼりろう)横の傘に注目



冬に咲く牡丹は、長居植物園で1輪だけ見たことがありますが、長谷寺でも冬の牡丹が楽しめるようです。

傘の中は牡丹の株



そこで、年末休暇を利用して長谷寺に行ってみると、春の混雑がうそのように空いていました。



仁王門を入って登廊(重要文化財)を進むと、右の南向き斜面に傘をかけられた寒牡丹が18株もあり、春の牡丹よりも少し小ぶりですが豪華な花を咲かせていました。



稲ワラで作った傘(藁頭巾)は、降雪で花が痛まないようにとの配慮でしょうか、ここの寒牡丹が大切に育てられていることが良く判ります。



次に本坊まで移動すると、本堂(国宝、大悲閣)を望む前庭にも寒牡丹が開花していました。



こちらの牡丹(12株)にも藁頭巾が被され、その中でひっそりと豪華な花を咲かせています。



なお寒牡丹とは、春と秋に花をつける二季咲きの変種で、春にできる蕾は摘み取り、秋の蕾だけを残して今の時期に開花させるようです。



一方、冬牡丹とは、春の牡丹と同じ品種を冬に開花するよう、手間をかけて調整したもので、1~2月に開花しますが、放置すると春咲きに戻ってしまうとのこと。



春に咲く長谷寺の牡丹は、150品種7000株と多く、豪華な花が一斉に開花するので有名ですが、いつも大混雑するのが難点です。



しかし、この時期の長谷寺は、観光客が少なくひっそりとしているので、ゆっくりと寒牡丹と伽藍を楽しむことができました。



長谷寺観光は、空いている年末がお薦めです。


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