遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



   覚えていますか? 2002年10月25日、一人の政治家が亡くなりました。衆議院議員、故・石井紘基さんです。石井紘基さんの娘さん、ターニャさんからおはなしをうかがいました。



   石井紘基さんの政治家としての原点は若き日に留学して見たソビエト連邦の厳しい現実だったそうです。6年の留学を終わって石井紘基さんはソビエト連邦の崩壊を予言します。その予言は20年後に現実となりました。しかし、帰国した石井紘基さんの目には、資本主義自由経済であるはずの日本が、ソ連と二重写しに見えるのです。ソビエトは債務超過で崩壊しました。日本の国家経済の内情、債務残高も惨憺たるものでした。

「このままでは日本も崩壊する」

 ソ連の二の舞への危機感が石井紘基を突き動かしました。国会議員の権利である国政調査権を駆使して自ら資料を集め、

①一般会計のほかに各省庁で自由裁量でつかえる特別会計があること
②特別会計が国の予算の実態であること
③3000もの特殊法人があること
 利権の仕組みは官僚+政治家
 特殊法人ファミリー企業が巨額の黒字=国民のお金 国家=赤字
 会計検査院はファミリー企業に手が出せない
④国民の年金や預貯金が知らないうちにつかわれていること→特別会計360兆円
⑤日本のGDPの多く(平成19年度では62%)が実は国官地方自治体であること。
⑥国民を政、官、財がよってたかって食い物にしていること
 ごまかし、詐欺、責任がない、やりたい放題

など、多くを突き止め、国会で激しく追及したのです。
石井議員は国会のバクダン男と呼ばれるようになりました。

   暗殺される前に石井議員は「日本がひっくり変えるほどの情報を入手」したと言ったそうです。その日、石井議員は国会で質問することになっていました。石井議員を襲った暴漢は石井議員の指も切り落としていました。その手がしっかりカバンを握って離さなかったからでは....といわれています。カバンの中にはその日、国会で質問するための資料が入っていたのです。タクシーの運転手が「犯人がカバンの中身を見ていた」といいましたが、報道もされず、裁判でも言及されませんでした。

石井議員は殺される少し前に予感のように見える手紙を友人に書いています。


 「.......これにより、不都合なひとはたくさんいますから、身辺には注意しますが身に危険があることは覚悟しています。身を挺して戦わなければならないのが歴史的仕事なのでしょう...... それにしても、こんな国のために身を挺する必要があるのかと思うこともあります。......日本よ 滅びるなかれ......」


   石井議員が殺されたのは金銭トラブルと報道されました。2004年、6月18日東京地裁は、伊藤白水(はくすい)被告(50)に対し、求刑通り無期懲役を言い渡しました。裁判官は、「被告の供述は荒唐無稽(むけい)で全く信用できない。遺憾ながら犯行動機の詳細について解明するのは困難だ」と述べました。そして伊藤被告はその後 裁判での供述はうそだった、ひとから頼まれたと語っています。
ほんとうは、だれが石井議員を殺したのか、藪のなかです。石井議員は国のために国民にために戦いました。一方犯人は石井議員がいなくなったことで得をする人間であるに違いありません。


日本経済の現状

一般会計歳入53.6兆円残り借金 歳出83.8兆円
このうち21兆円が国債償還と利払い
小泉政権5年間で200兆円 借金が増えています。小泉政権の構造改革とはいったいなんだったのでしょうか?

国の収入と支出一般会計(財務省HP)

公債残高(財務省HP)実際は国の借金はすでに1000兆円を越しているといわれる


日本病の正体 

石井こうき
 1/5
石井こうき 2/5
石井こうき 3/5
石井こうき 4/5
石井こうき 5/5




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )