遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



    みなさま、お元気ですか? 会社の庭の白梅が咲きました。紅梅はまだつぼみです。わたしはトマティス通いとお仕事で忙しい日々です。本所に移転したトマティスに先週の日曜から通っています。仕事をしてから出るので帰りは夜中の12時ですが、聴覚トレーニングを受けると疲れがとれるし、底力が湧いてくる感じで大不況のまっただなか、会社の改革に懸命です。

    会社の改革というのは社員さんの意識改革とそれを生かす会社のシステムを時代にあわせてつくりなおすことだし、ひいては自分の改革なんですね。どんな組織も人間の筋肉や思考回路とおなじで固まったら衰退あるのみ進歩はありません。芯はかわらない....けれどその芯を保つには柔軟でなくてはいけないようです。

    語り基礎講座をしたことで最も わたし自身の身になったのは あたらしいなにかを得るためにトマティスの聴覚トレーニングとカーヴを受けたことでした。突然姿勢がまっすぐになりました。声が変わった。前より自在になった。そして視界や視野が変わった。(駅前の広場と大通りの広さが以前とはまったく違うのです、たぶん脳内の視野も変わったと思います)....それはわたしがほんとうにしたかったことへの本道につながりました。

    表現にかかわる方はカーヴを受けると、自分自身を知ることにちかづくと思います。それぞれの方々の立ち位置にもよりますが、すくなくとも余分なものが剥がれ落ちることでしょう。本所に移転したトマティスは声を表現につかう方のためのはあたらしいコースをはじめました。日原先生の指導を定員5名で受けるという贅沢な講座です。3/12に第一回がはじまります。もう定員に達したかもしれませんが、惹かれる方はお問い合わせください。

    基礎講座を受けられた方々はどうなさっているでしょう。深奥から発することばを身体を弦にして発しておられるでしょうか? 役者さんの語りや朗読とみずからが語り手として語りたい語りのどこがどう違うか、その後感じ取られたでしょうか。(わたし自身は学ぶべきものは多々ありますが、求めるものは似て全く非なるものと思っております)声をだすこと、聴き手に届けることを歓びにしておられるでしょうか。一期と二期では即興のほんの手始めまでが精一杯で創作についてはふれませんでした。


......けれども最初に書いた絵のように、ご自分のなりたい語り手像をいつも胸に抱いて、その語り手と対話をつづけるなら、きっとあなたは自分の望に一歩ずつ着実にちかづいてゆくでしょう。学ぶことは講座やワークショップばかりにあるのではありません。いつも鏡に自分の姿をうつすことを忘れないでください。自分自身に愛をこめて、けれど愛やほかのものに曇ることのないまっすぐな目で確かめてください。....とてもむつかしいことですが、一番大切なことかもしれません。ずっとずっと応援しています。

    

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