遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



   幼稚園の親子おはなし会でした。ほぼ全員のおかあさんが出席されました子どもたちに「ママって呼ぶの? それともおかあさん?」と尋ねたら 圧倒的に
ママ!!でした。

   忘れないようによかったこととあしたへの課題を書いておきます。

今日したこと 手遊びちっちゃな畑  おはなし あなたが生まれた日 ソーディーソーディー 水とからだ、ことばとからだのおはなし

よかったこと

① とてもたのしかった。笑い声がたくさんはじけた。おかあさんたちもゲームやおはなしに参加してくれた。

② 母と子のふれあいがあった。

③ 子どもたちがのびのびしていた。

④ ともかく 決まった時間内にプログラムがおわった。

あしたへの贈り物

① おかあさんが来ていない子がふたりいてひとりは心配して涙ぐんでいたとか。わたしのその子たちへの配慮がすこし足りなかった。ほんとうにごめんなさい。

② 3つのものがたりを語ろうとすると時間がいっぱいいっぱいで余韻もなく次に進まざるを得なかった。

③ もっと愛が掛け値なしの子どもたちへの愛が溢れるほどあったらよかった、わたしに。若いおかあさんたちにももっともっと。

④ 最初の手遊びでドカンと咲いたお花を子どもたちがおかあさんにプレゼントできたらよかった。

⑤ イラストを見せるときスケッチブックの見開きを見せてしまったが、一枚一枚にして 開けてみるドキドキをもっと感じてもらえばよかった。

⑥ 身体のなかにどんなに多くの水があるか知ってもらった。水は細胞に含まれる。その細胞は1年間ですっかり入れ替わってしまう。身体のもとは水と食べ物。
ではその水と食べ物はどんなものがいいの? ここがうまく伝わらなかった。

⑦ 母音がなにかいっしょにやってみた。.....ことばをっかえるということがどういう意味をもつか 結論は出さず、おかあさんたちに委ねたけれど、それでよかったか。

次のクラス (6/3)にしてみること。

① 思い切って おはなしをひとつ減らし じっくりゆっくり愉しんでもらう。

② からだの水について なすの苗の実験について 変化がわかるようにパネルにならべる。

③ ゲーム 水とからだ、ことばとからだ ソーディ ソーディ の順番

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   語りを続け、さまざまな分野のさまざまな意見を聴くうちに、ものがたりだけでなくことばだけでなく 音のひびきそのものに意味があると次第に思うようになりました。うつくしいことば、やさしいことばは子どもたちの心のためにとてもたいせつです。けれども 耳から聴く音(高周波、倍音)....が脳を活性化する....わたしたちはその音からいい情報をえらぶことができる.....と教わったとき、目からウロコの想いでした。モーツァルトもグレゴリア聖歌も高周波を多く含みます。僧侶が長命なのは菜食と毎朝の読経(倍音)によるのではないかといわれています。

   むかし ある実験をしました。 同じ大きさ同じ葉の数のなす苗を三本用意しました。プランターも土も水の量、日光にあたる時間 位置 をできるだけおなじにして、3週間 ことばを朝晩かけつづけました。

①のプランター ありがとう かわいい 元気でね 大好きだよ
②のプランター きらい バカ 
③のプランター 無視

結果は....わたしの予想を裏切り

①のプランター すくすく大きく
②のプランター バランスわるいが大きく
③のプランター 成長度が低い

たった一度の実験でしたが わたしにはとても不思議でした。その謎がすこしとけたような気がしたのです。

「ことばをかける」.....それだけで愛なのでは。うつくしいやさしい「ことばをかける」それはもっとおおきな愛なのでしょうか。

副園長さんとネグレクトについて食育についておはなしをしました。それはある示唆を含んでいました。

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   夜 NHKBSでドリカム20周年記念のコンサートを聴きました。DREAMS COME TUREのほか絢香、クリスタル・ケイ、島袋寛子、一青窈、平原綾香、hiroko、BoAがドリカムの名曲をカバーしました。

   歌い手によってこれほどまで違うのかと思いました。個人的には 絢香さん、クリスタル・ケイさんがよかった。クリスタル・ケイさんは身体と音楽がひとつになっていてバンドにも実によくのっていて、声量はゆたかで高音から低音までカバーしていて、とにかく気持ちがいい。絢香さんは低音が聴き取りにくい、しかし曲をこうしたいというデザインがとてもよくて、宇宙(コスモス)があった。二回鳥肌が立った。バンドとの緊張感あふれるセッションもよかった。

   本家本元の吉田美和さんはこれほど力のある歌手とは思わなかった。からだがほどけて心もほどけて、束縛がない。聴いているこちらもからだがほどける。ここまでくるのたいへんだっだろうと思った。でも、わたしはもうすこし張り詰めたものがほしい。

   ホンダさんという音楽プロデューサーのような方が語っていたことが印象的だった。カバーする歌手ひとりひとりの倍音のコウセイ?が違うので、吉田美和さんが歌うときと同じ演奏はできない、ひとによって抜かなくてはならない....というのだった。なるほど....と思った。バンドは歌手の倍音領域によって構成するということか、歌手とひとつになって楽曲の世界をつくる...としたら当然である。

   そうやって考えてみると、たしかに歌い手によって倍音の領域が違う、万遍なく豊かなひと、高音が厚いひと、中音がぬけるひと、低音が重いひと 全体にうすく平べったいひともいる。これもなかなか示唆的であるのでした。





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