知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

父との別れと自分が世を去る日

2014-11-12 09:00:19 | 追憶
85歳の父との別れは、否応なしに近づいている気がします。
その日がくることはもう40年も前から私自身覚悟していました。
40年前、私は小学生でしたが、今、息子が小学生です。
そして、私は息子と同じ頃に父と死別する日を覚悟していたのですが
息子は私との死別の日を覚悟しているのだろうかとふと思うのです。
多分、息子はほしい物が与えられ、何不自由のない生活に気がついておらず、私が死んだ後、一人で稼いで生きていこうなんてことは微塵だに考えていないでしょう。
私が子どもの頃に感じた不安を息子には与えないように勤めてきました。
しかし、それはよくないことだったかもしれません。
私もいつかは死ぬ日が来るのですが、まだ、しばらくは生きていかねばならないようです。
親ばかなんでしょうけど、これが現実です。