知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

無洗米の字義

2012-03-03 09:09:51 | 文化
先日、国語学者である師との酒席で
「先生はご飯を炊くというようなことをなさっていますか」ときくと
「やっている」とのこたえでした。

私も「無洗米というのを使っていますが、洗わなくて済むので楽です」と申したところ
「無洗米というのは、洗っていない米。洗わなくて済む米という意味にはならない」とのことでした。
当の師は、無洗米を使っているのですが、
「洗っていない米の意味なのに、洗わなくていいとは気持ちが悪い」そうです。

あらためて字義の重さを痛感した次第です。