知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

村上ファンドの崩壊

2006-06-06 06:10:23 | Weblog
昨年、村上世彰氏の講演を聴きにさいたま市にある大宮ソニックシティに行った。村上氏の口からは確かに堀江氏についての言及が多かったように思う。今となると「なるほど」という気もする。
また、ルールの中で金を儲けて、税金を払っているのだから感謝して欲しいとも言っていた。
質疑応答では、中小企業者から「事業を撤退するべきか継続するべきか迷っている」との問いに、「勇気ある撤退も選択肢だ」とも話していた。
村上氏の講演を実現したのは、大学→経済産業省と同期で同じ途を歩いてきた当時の斎藤健埼玉県副知事の取り計らいだったようだ。彼の斎藤氏も今も副知事のままでいたら議会やマスコミから取材攻勢でてんてこ舞いだっただろう。そういう意味では千葉県での選挙に出馬したのは不幸中の幸いだったのかも知れない。
「ルールの中で最大限自分の権利を主張する」狭い日本ではそんな理屈が嫌われるようである。