リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

まだ春になっていないのに夏時間てのはねえ

2021年03月15日 | 日々の風の吹くまま
3月14日(日曜日)。☁☂☁。目が覚めたら、もう8時過ぎ。何のことはない。今日から時計の針を1時間進めて「夏時間」。1年前の切り替えを最後に、この夏時間が新しい「太平洋標準時」になるはずだったんだけど、足並みを揃えて実施するはずだったアメリカ西海岸3州が、大統領選挙やコロナ騒動のごたごたで連邦議会の承認を得ることができなくて、11月に時計の針を戻さざるを得なかったために、またその針を進めることになったしだい。でも、ごたごた、ばたばたの2020年は過ぎたんだから、今度こそ時計の針をいじるのはこれが最後ということにしてほしいもんだね。

起床時間の8時はきのうまでは7時だったから、寝坊したわけではないけど、時計の表示だけを見ると何となくそんな気がしてしまう。それでも、寝る前にいつも見ている時計の針を進めておけば、朝ごはんが終わって1日の活動が始まる頃にはけっこうきのうと変わらない感じがして来るし、いつもの時間にランチを作って食べれば気分的にも切り替え完了というところ。時間帯をいくつも超える旅行には慣れているし、時間に縛られなくてある程度自由なシニアだから簡単なんで、毎日「今日の時間割」をこなさなければならない人たちはそうは行かないかもしれない。英語レッスンのスケジュールを調整するのに躍起のカレシを横目に、ワタシは夏時間になった時計を見てはそろそろランチ、そろそろ晩ご飯のしたくと反応すればいいので、いたってお気楽。それでもやっぱり早めに廃止を決めてほしいもんだね。

だいたい公式の春の始まりである「春分の日」が来ないうちに夏時間になると言うのはおかしな話だけど、正式にはDaylight Saving Time(日光節約時間)、太平洋時間帯にあるBC州では略してPDTで、夏の間に限定した設定だったから夏時間。ワタシがカナダに来たばかりの頃は、4月最後の日曜日午前2時に切り替えていて、たまたまワタシの誕生日がその日と重なって、ワタシの大事な日が1時間短くなってしまったと文句を言っていたっけ。あれから確か2回繰り上がって、今の冬と春の境い目になったのはいつだったかな。逆に冬時間と言う表現はほとんど使われていないけど、要するに「標準時」。BC州なら「太平洋標準時」、略してPSTで、1年のうちで夏時間が8ヵ月も続くのに、標準時はたったの4ヵ月。でも、この夏時間を11月以降もそのまま継続するとなると、もう夏時間と呼べなくなるなあ。ということは、時間の切り替えが廃止になったら、それ以降は夏時間も冬時間もなくなって、ただの「標準時」ってことか。

よく冗談に、時計をひとつ持っている人は何時なのか知っているが、2つ持っている人は確信がないと言うけど、時間が変わった翌日の月曜日は交通事故が増えるそうで、時計の針を何度も変えていると世の中の時間というものの感覚が狂って来ることだってないとは言えないな。夏時間が標準時間になって、夜の訪れが遅くなるのはいいんだけど、真冬の日の出は9時過ぎになるので、朝ご飯や通勤通学の時間はまだ真っ暗だから、今度はそこで不満が噴出しそうだな。でも、北極圏では時計をいじらなくたっていつもそんな生活なんだけど。とにかく、時間の切り替えはこれでおしまいってことにしてほしいもんだ。


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