リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ゆうべはウーバーでレセプションと芝居にお出かけ

2024年06月29日 | 日々の風の吹くまま
6月27日(木曜日)。🌧☁🌧☁。また寒いよぉ。何でなのぉ?もしかしたら、まず冬が来て、それからら夏が来るとか?エレベーターの中で一緒に乗っていたおばあちゃんにそんなことを言ったら「そうかもしれないわねぇ。あははっ」と爆笑して「長生きするといろんなことがあるから、もうどうでもいいの」。なるほどそうよねえ、ワタシもいい年だからいちいち文句を言ってられないかなぁなんて言ったら、(たぶんワタシよりちょっと年上の)おばあちゃんは「あははっ、あなたはまだどうでもよくなるくらい生きてないじゃないの」。はあ・・・?

夕べの芝居『Ring of Fire』はアメリカのカントリー歌手のジョニー・キャッシュの曲を台詞代わりにして、「ジュークボックス・ミュージカル」と称するコンサートともミュージカルともつなかないストーリーテリング仕立て。幕が上がるのは7時半だけど、その前のレセプションは6時からなので、「家から行き先」でググって所要時間をチェック。まだラッシュの終わりあたりだから1時間はかかるということで、それではと大急ぎで晩ご飯を食べて、5時10分前にウーバーに「来てちょうだい」。いつもなら5分以内に来るんだけど、7番アベニュー沿いにやっている水道本管の増強工事が幹線道路の8番ストリートを横切っているので、道路が込んでいると見えて9分。それでもグランヴィル劇場までの所要時間は58分(チップ込み4600円)。久しぶりにADC(芸術監督サークル)の仲間と会って、ああだこうだと近況報告。

演出は去年オンタリオ州ロンドンのグランド劇場の芸術監督に就任したレイチェル。この人はフリーの演出家として、東部のどこかでオペラを演出し、次は西部や北部のどこかで芝居を演出し、ロンドンに戻れば劇場の運営に勤しんだりで大忙し。何しろキャスティングに始まって、1ヵ月近くリハーサルをして舞台に乗せるまでに2ヵ月はかかりそうなので「出張演出」のときは一人娘を夫氏に任せっぱなしってことで、芸術活動はきっついよなあ。ワタシを見て「あら、元気?がんばってる?」とハグ。うん、まだギブアップしてませぇ~ん。音楽監督のスティーブは、何年か前にミュージカル『Once』のリハーサルの見学に1ヵ月通って、毎日稽古場の隅っこに黙って座っていたワタシをを覚えていてくれたのに感激。「みんな覚えてるよ。熱心な観客の前で稽古するのはめったにあることじゃないからね」。夏の間Arts Clubで産休に入る資金開拓部長のキャサリンの代役をするシドニー(春の劇作ワークショップの講師)には翻訳・脚色の進み具合を報告して、そばにいて紹介されたセットデザイナーのパトリックにはデザインはどこから始めるのか、脚本を読んで舞台のイメージ作りをするのかと質問攻め。レセプションではよく演出家や舞台セットや照明やサウンドのデザイナーや監督が良く来るので、何といってもワタシには制作に携わる人と話せる機会は願ってもない「学び」の場。ただの劇場ねずみのワタシの根掘り葉掘りの質問に、嫌な顔もせずにきちんと答えて説明してくれるのは、みんな自分の仕事に自信とプライドがあるからだろうな。



劇場では照明が落ちるのを待つ間、隣に座った男性とひとしきりおしゃべりして、存分にショーを楽しんで、ウーバーで帰館。所要時間38分でチップ込み3100円はタクシーよりも断然速くて断然安いし、何よりもタクシーよりずっと快適だから、ウーバーさまさま。さて、一夜明けた今日は、まず道路向かいのヴィクターの店で来週から10日のファミリー・バケーションで休業するのに備えて注文してあった肉類をピックアップ。雨が上がったので、3時にはファーマーズマーケットへ。あぁ~あ、もう週末が目の前で、忙しいったら、もう・・・。