徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

わたらせ渓谷の旅 神戸(ごうど)駅

2017年05月05日 | 旅行記

わたらせ渓谷線の前身・足尾鉄道が開通したのは1911年4月(明治44年)のことである。
当時はトンネルや橋梁を建設する技術が未熟だったため、山肌に沿う様に線路が付けられたという。
結果的に、渓谷美を堪能できる稀有な観光路線になった。
1975年に草木ダムが建設され、230戸の民家とともに鉄道の一部もダムの下に沈むことになった。
新たに付けられた線路は急勾配の草木トンネルで、140mを一気に登っていく。
ここだけは現在の技術である。

草木トンネルの手前にあるのが神戸駅である。
古い木造駅舎は大正時代に建てられもので、国の登録有形文化財に指定されている。
東町を巡る市営バスの路線は5つあり、神戸駅の前にはすべてのバスが停まる。
周辺には、草木ダム(草木湖)、富弘美術館、童謡ふるさと館などの観光施設があり、いずれもバスが利用できる。
観光客にとっては、この駅が玄関口になる。
神戸駅
駅前は閑散としている。
周囲に民家はほとんどなく、駅前に1件だけある旅館も廃墟と化していた。
うら寂しい駅前とは対照的に、駅の中は観光客で賑わっていた。
神戸駅2
神戸駅の特徴のひとつに、「列車のレストラン清流」がある。
かつて東武鉄道日光線を走っていたデラックスロマンスカーの車両をレストランとして使用している。
神戸駅3
店内はセルフサービスである。
自動券売機で食券を買い、厨房で料理を受け取り、それを持って車両に移動する。
車両は厨房を挟んで左右2両あり、右は団体向けの予約席、左は一般席である。
「誰もいないから予約席でもいい」と言われ、予約席に行ってみると、「ここは予約席だからダメ」と言われた。
決め事が徹底されていない。
昼食の時間帯を過ぎていたので、一般席でもすぐ座れた。
それにしても、狭い通路を料理を持って移動するのは難儀なことである。

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