第89回日本ダービーは、3番人気ドウデュースがレコードで勝利。鞍上の武豊は9年ぶり6度目の優勝。キタサンブラックの初年度産駒で、皐月賞2着のイクノイックスは2着だった。
それにしても、上位4番人気までがノーザンファームの生産馬。5番人気も社台ファーム生産馬だ。出走馬のほとんどが社台血統で、多様性の時代なのに一極化が著しい。オグリキャップが活躍した頃の競馬が懐かしい。
キタサンブラックの母の父はサクラバクシンオー。父系をたどると、サクラユタカオー、テスコボーイと繋がり、トウショウボーイ、テンポイントが活躍した時代が蘇る。古い時代に繋がる一流馬はとても少なくなり、三冠馬オルフェーブル同様、今や貴重な血統だ。それで、桜花賞はオルフェーブル産駒、皐月賞はキタサンブラック産駒の単勝を購入したのだが、いずれも夢馬券に終わった。