お粥といえば、病人の流動食か乳児の離乳食のはずだったのに、いまでは当たり前のように食卓に出るようになった。
多分、おかゆダイエットが提唱されてからだろう。
少量でも満腹感のあるおかゆに置き換えることで摂取カロリーを減らすことができ、身体が温まり新陳代謝も上がるという。
ただし、良いことばかりではない。
お粥は作り置きができないから、意外に面倒くさいのである。
また、米から炊き上げるほうが美味いというが、炊飯器で少量を作ることは難しい。
お茶碗1杯のお粥が欲しい時は、鍋にご飯と水を入れて炊くしかない。
Amazonで面白いものを見つけた。
お茶碗1杯のお粥を米から炊き上げる「電気おかゆ鍋」である。
値段は3,321円。口コミの評価も良かったので、つい買ってしまった。
届いたものは、まるでおもちゃのような製品だった。
0.25合の米に所定の水を張り、タイマーをセットした。
調理時間は40分、いくらなんでも長すぎる。
しかも、予約機能がないので、リアルタイムでやらなければならない。
さらに、時間が来てもアラームが鳴るわけではなく、ただ電気が切れるだけだ。
しかたがないので、iPhoneのタイマーアプリ「こえタイマー」を傍においた。
炊き上がり時間に合わせて、おかずを用意する。
電子レンジもフィッシュロースターも、時間を逆算してスタートボタンを押す。
炊き上がったお粥は結構美味い。
このあたりはさすがに日本製品である。
予約機能があればもう少し気楽に使えるのに、ちょっと残念だ。
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