ふるさと納税は、毎年2件行っている。今年の1件目は佐渡市で、返礼品は佐渡のコメである。まだ食べていないが、楽しみにしている。今年の2件目は南会津町で、返礼品は会津木綿製の買物袋である。
来年7月からスーパーやコンビニのレジ袋が有料化になる。イオンのレジ袋はすでに有料化されているし、よく利用している富士スーパーでもレジ袋を利用した場合はポイント割引がつかないなどの対応がとられている。今更という気もするが、コンビニのレジ袋は無料だから、こちらは影響がありそうだ。
それをふまえて、携帯用のマイバッグを用意することにした。ふるさと納税の返礼品でマイバッグを探したら、南会津町で見つけた。旧伊南村にある「MON&MARI」という店で作られているものである。買物袋としてはやや小ぶりだが、畳むと財布サイズになる。鞄に忍ばせておいて、帰りがけに買物する場合などには都合がいい。
昭和記念公園の帰りにJR南部線に乗った際、川崎市の車内広告に目が留まった。そこには、「ふるさと納税によって流出している市税は、本来は、私たち川崎市民のために使われる貴重な財源です」と書かれていた。なんでも、ふるさと納税による川崎市の市税流出額は56億円にもなるらしい。
そこまで言うからには、川崎市はふるさと納税の制度に参加していないかと思ったら、そうではなかった。逆に返礼品を拡充して寄付増を狙っている。市外からの寄付を募る一方で、市民にはふるさと納税の自粛を呼びかける。なんとも、身勝手は話である。
ふるさと納税は、任意の自治体に寄付をして、その寄付金額を居住する地方自治体へ申告することにより寄付分が控除できる制度である。この仕組みが悪いのである。控除をやめるか、控除額を減額するよう制度改正をすれば、制度の利用者数も限られてくるし、真に自治体を応援する仕組みになると思うのだが。
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