「茅ヶ崎さくら祭り」の帰りに、近くのイオンに立ち寄った。
食品売り場の入口付近で、「全国有名弁当フェア」が開催されていた。
数は少ないが、よく知っている駅弁が置かれていた。
厚岸町の「かきめし」に目が留まり、条件反射的に手が伸びた。
これは駅弁の最高傑作だと密かに思っている。
せっかくだからもう一品、食べたことのないものを買うことにした。
目に留まったのが、「津軽海峡 海の宝船」。
2月の青森旅行以来、青森とか津軽という言葉に敏感になっているらしい。
どこの駅弁か書いていない。
調整元が八戸の業者だから、八戸駅の駅弁かもしれない。
八戸で「津軽海峡」を名乗るのはあまりにもご当地感がない。
外箱には「北国の海の贈り物を彩どり鮮やかに、たっぷりとちりばめたお寿司です。」と書いてある。
具を見るかぎり、北国の海が津軽海峡のこととは思えない。
掲載されている写真も美味そうには見えない。
やめようと思ったが、手に取って左右裏表を長々とチェックしたものを、もとに戻すのも気が引けた。
不本意ながら買うことにした。
酢飯の上に、スクランブルエッグ、いくら醤油漬、蒸しウニ、とびっ子醤油漬け、きゅうり酢漬け、味付け刻み椎茸、が乗っている。
見た目は汚らしいが、味は悪くない。
酢飯と甘いスクランブルエッグの組み合わせも意外にマッチしている。
ただ、食べ進めていくうちに、少々飽きてくる。
口直しの白がりとしば漬けを付けてあるが、これだけでは物足りない印象だ。
量が多すぎるのかもしれない。 お気に入り名盤! 大西順子:ピアノ・クインテット・スイート