徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

妄想経営

2017年06月23日 | 日記・エッセイ・コラム

5月、ゴルフコンペの賞品係になった。
用意したのは、優勝、2位、3位、ブービー、ブービーメーカーの5本とニアピン・ドラコン8本である。
ネットで取り寄せたら、再梱包してゴルフ場に郵送するだけだから、作業は簡単だ。
賞品は食べ物が無難だ。
優勝からブービーメーカーまでの5本は上野風月堂の焼き菓子にした。
創業270年の老舗で、ゴーフルが有名である。
ニアピン・ドラコンの8本は煎餅類に決めた。
ネットでおすすめを検索したら、播磨屋本店の揚げ煎餅が出てきた。
さっそく調べてみると、540円の化粧箱に入った商品が12種類あった。
ドラコン・ニアピンの予算は1本500円なので調度いい。
無料のお試しセットがあったので、これで味見をしてから、8種類を選べぶことにした。
500円とは思えない品のいいパッケージで、いい買い物ができた。

播磨屋本店は関西の会社で、本社は神戸にある。
関東ではあまり馴染みがないが、関西ではかなり有名らしい。
煎餅だけで有名というわけではない。
社長が妙な思想に取りつかれており、ボルボ製の巨大なトラックを街宣車にしたてて、活動している。
街宣車は10台あり、「スメラギ特別広報隊」と名乗っている。
思想は実に陳腐だ。

日本の財政は確実に破綻し、結果、円が暴落してハイパーインフレになる。
海外からの食料・資源・エネルギー調達もままならなくなり、1億人が飢餓に直面する。
国難を回避するため、天皇陛下に直訴する。

ほとんど妄想だ。
播磨屋本店

お中元のダイレクトメールが届いた。
とても奇妙な商品紹介の小冊子を見て、奇妙な会社だったことを思い出した。
大丈夫なんだろうか。
煎餅屋としてのクオリティーは高いので、売上にはあまり影響はないのかもしれないが、それにしても...。



お気に入り名盤! オスカー・ピーターソン:We Get Requests


 

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2017年春の「さかなの市」

2017年06月20日 | 日記・エッセイ・コラム

春の「さかなの市」は6月第3火曜日である。
直前まで日程が公表されないのはいつものことだ。
少し出遅れてしまい、茅ヶ崎漁港の荷さばき場に到着したのが、開始10分前。
なんとか間に合った。
2017春のさかなの市
なにか、いつもと様子が違う。
いつもなら、茅ヶ崎産アジに長い行列ができているのに、今日はそうでもない。
理由はすぐ分った。
生シラスが揚がったようで、そこに長い行列ができていた。
今から生シラスに並んでも買えるとは思えなかったので、アジの列に並んだ。
9時になって、販売開始。
大ぶりなアジが4匹300円。
生シラスにはまだ行列が残っていたので、駄目元で、その後ろに並んだ。
幸運にも、ぎりぎりで買うことができた。
一袋500円。
ついでに、イワシも購入。
大量の小ぶりなイワシが、一袋200円。
大漁だ。
生シラス、アジ、イワシ
シラスは足が速いので、生食は今日だけ。
残った分は茹でる。
イワシは下処理をした後、唐揚げと煮つけにする。
アジはタタキと塩焼きだ。
今週は魚づくしだ。

お気に入り名盤! ソニー・クラーク:Cool Struttin'


 

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全国大陶器市2017寒川

2017年06月07日 | まち歩き

今年も寒川神社第四駐車場で、全国陶器市が開催されている。
期間は6月5日(月)から11日(日)までの1週間である。
例によって、ネットで調べても開催に関する情報は一切掲載されていない。
開催案内は、道路沿いの立看板、タウンニュース、新聞の折り込みチラシだけだそうだ。
それでも、毎年同じ時期に開催されているので、特に困ることもない。
停められる車の数も限られているし、あまり混雑するのも陶器には良くないから、これでいいのかもしれない。

全国大陶器市2017寒川
今年は、餃子皿と炒飯皿を買うつもりだった。
我が家の餃子皿と炒飯皿には大阪王将の文字が入っている。
ベルーナの頒布会に「大阪王将づくし」というのがあり、1年間利用した。
毎月、皿や茶碗などの陶器がおまけで付いてきた。
邪魔でしかなく、ほとんど捨てたのだが、餃子皿と炒飯皿だけは残していた。
こういう皿を持っていなかったからである。
皿は重宝しているが、大阪王将の文字だけが気に食わない。
それで、今年の陶器市では餃子皿と炒飯皿を探すことにしたのである。

花伊万里と爪切り
残念ながら、該当するものはなかった。
スーパーの陶器売り場にもなかったから、需要がないのかもしれない。
せっかくだから、花伊万里の平皿と深皿を購入した。
2点で1,700円。
陶器ではないが、新潟燕三条の爪切りも購入。
こちらは、1516円。
高いのか、安いのかは分からない。
でも、気に入っている。

お気に入り名盤! ウェザー・リポート:Black Market


 

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廃墟の街 鬼怒川

2017年06月04日 | 旅行記

プレステージCCのゴルフの後は、鬼怒川で一泊することにした。
宿は鬼怒川ロイヤルホテル、伊藤園ホテル系列の格安ホテルである。
朝食・夕食付、夕食時はアルコール90分飲み放題、8,574円/人。
確かに安い。
伊藤園ホテルは、倒産・廃業した宿泊施設を安価に買い叩き、格安ホテルとして再生させる手法で、急成長した会社だ。
現在、東日本を中心に40件以上の傘下施設を所有している。
格安ホテルの仕組みは、徹底した人件費の削減である。
仲居を廃し、食事はバイキングのみ、客がチェックインする部屋にはすでに布団が敷かれているといった具合だ。
鬼怒川ロイヤルホテルもこのセオリーどおりの運営だった。
鬼怒川ロイヤルホテル
夕食のバイキングは品数は豊富だが、味はどれも今一つ。
飲み放題のアルコールはドリンクサーバーのセルフサービス。
制限時間は90分だが、持て余し気味になり、結局、1時間ぐらいでお開きになった。
本当に安いのか、疑問に感じた。

企業の倒産情報の中に鬼怒川ロイヤルホテルの名前を見つけた。
設立は昭和31年8月、時は高度経済成長の始動期である。
この頃は、海外渡航が制限されていたため、温泉旅行はレジャーの定番で、大型温泉ホテルが競って建設された。
鬼怒川の渓谷沿いに大型のリゾートホテル・旅館が連なるようになったのもこの時期である。
鬼怒川ロイヤルホテルのピークはバブル全盛期の平成4年で、年商は20億を超えていたらしい。
その後はお決まりの転落劇である。
バブル期の過度の投資が仇となり、2006年に倒産した。
伊藤園ホテルとはいえ、買い手がついたのはまだ幸運だったかもしれない。
買い手がつかず、解体もされずに放置され、廃墟となっているリゾートホテルがいくつもあるからだ。
鬼怒川を代表する大旅館「あさやホテル」の対岸には、異様な姿の廃墟群が連なっている。
鬼怒川廃墟群
全国の大規模温泉旅館は不振が続いている。
団体旅行の減少、レジャーの多様化、海外旅行の一般化など、昭和の頃とはすっかり様変わりしてしまった。
LCCの出現で、日光・鬼怒川に行くよりも海外に行く方が安い場合も多い。
廃墟の街・鬼怒川は復活できるのだろうか?


お気に入り名盤! サラ・ヴォーン:Crazy And Mixed Up


 

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プレステージカントリークラブ(栃木県)

2017年06月03日 | スポーツ

1986年、ゴルフ場経営大手のSTT開発(株)が、倒産した梓GCの用地を買い取って全く新しいゴルフ場に作り直した。
なんでも、山岳コースを林間コースに改造する大工事だったらしい。
2年後の1988年7月(昭和63年)に開場。
完成した新しいゴルフ場は、その後のバブル景気を先取りしたような豪華なコースだった。
STT開発は、関東中心に11ヵ所のゴルフ場を所有していたが、いずれも高級ゴルフクラブとしての高いステータスがあった。
しかしバブル崩壊後、不動産開発にともなう多額の借入金負担が経営を圧迫し、あえなく倒産。
所有していたコースの多くがPGMに買収された。
施設はいまでも高級だが、かつてのようなステータスはない。

最初に訪問したのは開場して間もない頃である。
1992年ぐらいではなかったかと思う。
驚いたのは、車が到着するなり、係員が駆け寄って来てドアを開けてくれたことだ。
高級車で乗り付けるビップならいざしらず、こちらは5ナンバーのブルーバードだったから妙にきまりが悪かった。
コースの記憶はほとんどないが、浴室の外に作られた巨大な滝を覚えている。
PGMになった今は、ドアを開けてくれることもなく、滝は雑草が生い茂る石垣に変貌していた。
プレステージCC
コースは東コースと西コースがあり、コースレートは西コースのほうが高い。
この日は回ったのは東コースである。
段々畑のようなコースで、隣のホールとの高低差がかなりある。
加えて、ホールをセパレートする林は木々が密集しており、下り斜面に打ち込むと大トラブルになる。
アウトは何回もここに打ち込んだ。
斜面なので横には出せず、前方の木に当たるとさらに下まで落ちてしまう。
いい加減うんざりした。
フェアウェイは状態の良いところとそうでないところの差が激しい。
グリーンはボールマークもつかないくらい固かった。
フェアウェイもグリーンも傾斜がきつく、ボールの落ちた場所からあらぬ方向に転がってしまうことも多かった。
一言でいえば、計算のできないコースである。
天気はこれ以上ない快晴だったが、スコアは58、48の106と低調だった。


お気に入り名盤! オスカー・ピーターソン:The Trio - Live From Chicago


 

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