2ヵ月に一度、血圧治療で湘南藤沢徳洲会病院に通院している。
薬をもらうための通院で、医師の問診は数分で終わりだ。
「変わりありませんか?」、これだけである。
半年に一度、治療らしきものもあり、採血して健康状態をチェックする。
「痔とかありません? 鉄分が慢性的に不足しているので、微量の出血の可能性が・・・」
原因は痔じゃない、歯槽膿漏だ。
でも言わなかった、内科医に言ってもしょうがない。
年に一度、近くの病院で健康診断を受けている。
今年は、大腸カメラを勧められた。
提出した2日分の検便に、2日とも血が混じっていたという。
原因は大腸じゃない、歯槽膿漏だ。
分かってはいるが、万一のこともあるので、大腸カメラを受けた。
大腸に異常はなかった。
2年ぐらい前から歯槽膿漏が悪化した。
慢性的に歯茎から出血し、口臭もひどくなった。
オーラルケアを怠っていたわけではない。
毎食後、歯はみがいているし、歯磨き粉もうがい薬も評判の良いものに変えた。
歯の根つきが悪いので電動歯ブラシは使わなかったが、流水による洗浄はマメにやっていた。
それなのに、症状は悪化するばかりだった。
これ以上は放置できず、歯医者に行った。
「重症です」とあっさり言われた。
どんな治療がされるのかと思ったら、意外に簡単だった。
治療に使うのは、ソニケアの電動歯ブラシ、ライオンの歯磨き粉(クリニカ)、サンスターのうがい薬(CHX洗口液)、歯間ブラシ。歯磨き粉をベッタリつけて、ゴシゴシと力任せに歯を磨く、これだけである。
2週間、歯磨きのためにほぼ毎日通院し、家でも同じように歯をみがいた。
それだけで、出血が止まった。
何が効いたのかは分からないが、歯磨きの仕方を知らなかったことだけは間違いない。
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