アノマリーとは、明確な理論的根拠はないのに、よく当たる経験則のことをいう。
「11月最終週の日経平均株価は負け知らず」というアノマリーがある。
今年もアノマリーどおりの結果になった。
今週の日経平均株価は、先週までの熱狂が嘘のような小動きになった。
下値は日銀の買い支え期待があり、上値は高値警戒感がある。
上にも下にも行けない膠着状態で、25日から27日の3日間で108円下落した。
28日に108円以上上がらないと、アノマリーは実現しない。
大きな材料もない上に、米国市場が休場とあっては、とても無理だと思われた。
ところが、28日早朝、OPECの原油減産見送りの報道があり、さらに、寄り付き前に発表された10月鉱工業生産が市場予想を上回ったことなどを手掛かりに買い優勢になった。さらに、為替市場でドル買い・円売りが進んだことや、月末のドレッシング買いなどで取引終盤にかけて上げ幅を拡大した。
結局、28日は前日比211円高となり、今年もアノマリーどおりの結果になった。
本当に不思議だ。
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