徒然なるままに 

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福島県昭和村・築80年木造廃校舎「旧喰丸小学校」を人が集う拠点へ

2017年10月07日 | 日記・エッセイ・コラム

奥会津昭和村は好きな場所のひとつである。
5年前の秋、クルマで奥会津を巡った際に、昭和村を訪問した。
織姫交流館で昼食を取った後、喰丸小学校に向かった。
昭和53年に廃校になった小学校で、昭和12年に建てられた木造校舎が残っている。
老朽化のため解体される予定だったが、映画の撮影に使われることになったため、しばらく延期されることになった。
その映画の撮影も終わり、解体されるのを待っている状態だった。
解体される前に一目見ておきたいという気持ちから、昭和村に行った。
というよりも、喰丸小学校を見ることが奥会津に行く動機だったように思う。

この日の喰丸小学校は想定外の賑やかさだった。
それは、「第一回イチョウまつり」が開催されていたからである。
校庭にはテントが張られ、肝心の校舎の全容を見ることができなかった。
なんて間が悪いのだろうと思う反面、疑問も感じた。
校庭のイチョウの木も切られてしまうはずなのに、「第一回」と銘打っているのはどういうことだろう。
来年もここでやるつもりなのか、イチョウの木は切られないのか、校舎は解体されないのか。
そんな疑問である。


喰丸小学校

2015年、村の定例議会で喰丸小学校の存続が決定した。
このような木造校舎が二度と建てられることはないから、とても素晴らしい判断である。
そして、この秋、保存に向けた工事が始まった。
改修にかかる費用は総額約1億4,400万円だという。
国の補助金を活用し、不足分2400万円はクラウドファンディングで調達することになった。
期間は9/29から12/28までの91日間である。
さっそく、1万円を寄付した。
10/7現在、寄付者総数は20名、寄付金総額は271,000円。
前途多難だが、なんとか目標を達成してもらいたい。

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