徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

吉野家復活

2016年11月28日 | まち歩き

茅ヶ崎駅南口の濱田屋と長谷川書店の間に吉野家の看板を見つけた。
あとで確認したら、昨年の3月23日にオープンしたらしい。
1年半も前なのにまったく気づかなかった。

南口階段下にあった店舗は、駅ビルの改装に伴い閉店した。
2012年4月頃だったと記憶している。
十間坂にあった店舗ははるか前に閉店しており、この閉店で茅ヶ崎の駅前から吉野家が消滅してしまった。
すき家、松屋はあるが、やはり牛丼は吉野家がいい。
しかたがないので、牛丼が食べたいときは寒川の吉野屋を利用していた。
場所は変わったが、ともかく茅ヶ崎駅前に再オープンしたのは喜ばしいかぎりだ。
さっそく行ってみた。
吉野家茅ヶ崎駅南口店
店は小さく、かつての半分ぐらいだ。
それに、「吉呑み」と書かれた赤提灯がかけられている。
居酒屋を始めたらしい。
ファーストフードは回転率が命のはずなのに、こんな小さな店に長居をさせてはどうしようもない。
もっとも、店内は閑散としており、飲んでいる客もいなかった。
それに、牛丼が不味い。
肉はパサパサで硬く、タレも味が濃い。
長時間煮込んで、煮詰まってしまったかんじだ。
もう一度、行く気にならない。
立地は申し分ないが、前途多難である。


お気に入り名盤! リー・モーガン:The Sidewinder


 

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東京で初雪、茅ヶ崎でも

2016年11月24日 | 日記・エッセイ・コラム

東京の11月の初雪は54年ぶり、積雪は史上初の珍事だという。
茅ヶ崎も雪。
東京よりも暖かい茅ヶ崎だから、こちらも史上初に違いない。

昨日は高尾山の紅葉狩りを予定していたが、天気予報が「曇りのち雨」だったので断念した。
茅ヶ崎でも、雨こそ降らなかったが、終日、厚い雲に覆われた薄暗い一日だった。
明日は天気が回復する予報だったが、夜になると、「都内で雪が降るかもしれない」という予報に変わっていた。
この変わりようが信じられなかった。

朝、起きると窓の外からは雨音。
「そうだろう、いくらなんでも」と思った。
ところが、6時半を過ぎたあたりからミゾレまじりの雪になり、やがて本格的な雪になった。
家の屋根や車も薄っすら白くなってきた。
温度計を見ると気温は-2度だった。
これが積雪になるのかどうかは分からないが、観測史上初であることには間違いなさそうだ。


初雪
それにしても、まだ紅葉狩りの季節である。
週末は、晩秋の天気に回復してくれるのだろうか。

お気に入り名盤! ジュニア・マンス:Junior


 

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足助散歩 中馬街道

2016年11月18日 | 旅行記

明治の終わりまで、足助は三河湾の塩を信州に運ぶ「塩の道」の重要な中継基地だった。
この「塩の道」を中馬街道という。
中馬とは、江戸時代の中ごろ、信州でつくられた馬の背で荷物を運ぶ人々の組合のことである。
矢作川を川舟で上り、古鼠(現豊田市扶桑町)で荷揚げされた塩は、足助の塩問屋で荷直しされ、信州方面へ中馬によって運ばれていた。
塩の中継基地として栄えた足助の町並みには、江戸時代後期から明治末までに建てられた建物が数多く残っている。
距離にして1キロ程度の町並みだが、重要伝統的建造物保存地区に指定されている。

以前、BSジャパンで放送されていた「にっぽん原風景紀行」で足助が取り上げられた。
季節は2010年3月、旅人は須藤理彩、香嵐渓をかわきりに中馬街道をたどる旅だった。
このビデオが残っており、出かける前に何回か見ておいた。

香嵐渓、足助八幡宮の後、足助の町を歩いた。
6年前のビデオと、町の様子はほとんど変わっていなかった。
香嵐渓の観光客を町中に誘導しようと試みているようだが、ほとんど効果はあがっていないように見えた。
人影はなく、ひっそりとしている。
道も狭くて、車がやっとすれ違えるぐらいの幅だ。
古い建物が散在するが、川越や佐原のような統一感のある町並みではなく、正直、絵にならないと思った。
足助の町並み
足助中馬館のある通りは足助銀座と呼ばれていた。
往時は肩がぶつかるぐらい人が溢れかえっていたというが、とても想像できなかった。
須藤理沙も立ち寄った「足助牛乳」で、牛乳と銀杏を購入した。
建物は1857年に建てられたものだという。
足助牛乳
「足助牛乳」の裏には、足助川が流れている。
かつては川で水仕事をしたそうで、家から川岸に降りられるようになっている。
下水道が完備した今は川での水仕事はなくなり、代わりに遊歩道が作られたという。
足助川の風景
足助銀座の井筒亀で昼食をとった。
1887年創業の老舗料理店で、うなぎ料理が中心だが、珍しいので「猪焼とシシコロッコ膳」を注文。とても美味しかった。

今回は、足助銀座の出口まで行って引き返してしまったが、実はその先の景観が素晴らしかったのである。そこには宿場町らしい統一感のある街並みが残っている。
事前によく調べておけば間違いなく歩いたものを、後悔先に立たずである。

お気に入り名盤! キース・ジャレット:Standards Live

 

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足助散歩 足助八幡宮

2016年11月17日 | 旅行記

香嵐渓のバス停は足助八幡宮の前にある。
巨木に覆われた厳かな神社で、このあたりだけは他と雰囲気が異なる。
香嵐渓の喧騒もここには関係なく、境内にはほとんど人がいなかった。
足助八幡宮外観
とても風格がある大鳥居は寛政12年(1800年)の創建。
この大鳥居をくぐると、左が足助八幡宮、右が足助神社と書かれた看板が目にとまった。
足助神社というのは、足助八幡宮の摂末社というわけではないらしい。
祭神は14世紀にこの地を治めていた足助重範で、明治35年創建の無格社だということである。
足助八幡宮の本殿は文政元年(1466年)に建立されたもので、国の重要文化財である。
拝殿の裏手にあるらしく、見過ごしてしまった。
見過ごしたといえば、大鳥居の横にある鐘楼も同様だ。
明治元年(1868年)の神仏分離までは境内に神宮寺があり、鐘楼はその名残だという。
事前によく調べておくべきだった。

お参りを済ませた後、隣りにある社務所の受付に行った。
お守りを販売している小さな窓口で、御朱印の件を告げると、ここで承ると言われた。
店番の若い職員がその場で書くらしい。
御朱印帳もお願いすると、出てきたのは文房具屋で売っているような味気ない代物だった。
足助八幡宮御朱印
しかし、頂戴した御朱印はなかなか立派な出来栄えだった。

お気に入り名盤! ユタ・ヒップ:At The Hickory House Volume 1


 

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足助散歩 香嵐渓

2016年11月16日 | 旅行記

香嵐渓のことを知ったのはつい最近である。
東海地区を代表する紅葉の名所だが、関東人にはあまりなじみがない。
行こうか、行くまいか、直前まで迷っていた。
迷った理由は渋滞である。
紅葉のピークを迎える頃は激しい渋滞になるという。
新幹線で名古屋駅まで行き、名鉄に乗り換えて東岡崎駅で下車。そこからはバスになる。
移動時間は4時間半だが、これに渋滞時間が加味されるとなると、やはり躊躇する。
迷ったあげく、平日の早い時間を選んで、行ってみることにした。

目論見通り、渋滞に巻き込まれることなく、ほぼ時間通りに到着した。
時間は朝の10時、天気は快晴だが、山里だけあってかなり冷える。
バスを降り、国道153号を巴橋に向かって歩くと、飯盛山が見えてくる。
見えた瞬間、ため息が出た。
早すぎた、桜で言えば五部咲きぐらいのかんじだ。
飯盛山にも登ってみるつもりだったが、これでは登る意味がないので断念した。
香嵐渓巴橋
もみじのトンネルを抜けると、香嵐渓のシンボル的存在である待月橋が見えた。
部分的に綺麗なところはあるものの、やはり青々している部分のほうが多い。
香嵐渓待月橋
香嵐渓広場で軽い食事と買い物を済ませた後、香蘭橋(つり橋)まで散策。
そこから対岸に渡り、巴橋まで引き返した。
所要時間は約1時間。
あまり見所がなく、たんたんと散歩しただけだった。

12時50分のバスで帰路についた。
バスは満席で座れず、東岡崎まで70分間立ち通しだった。
それでも、あまり失望感がなかった。
花見と紅葉狩りの肩透かしに免疫ができたのかもしれない。

お気に入り名盤! ジョン・コルトレーン:Ballads

 

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ふるさと納税 福島県只見町

2016年11月13日 | 日記・エッセイ・コラム

ふるさと納税は年2回、厳しい住環境と過疎に苦しむ町を応援することにしている。
今年の1回目は根室市、そして2回目が奥会津の只見町である。
ふるさと納税の使途は「JR只見線の復旧」、お礼の品は「只見産の新米10キロ」である。
ふるさと納税
若い時、いつの頃だろう、はっきりと時期は覚えていないが、小出から会津若松まで只見線で旅したことがある。
季節は冬で、柳津で途中下車して温泉に一泊した。
当時は鉄道に関心はなく、貴重な只見線の乗車経験なのにほとんど記憶がない。
唯一覚えているのは、只見川の向こうにスノーシェードが連なる風景である。
地図で確認すると、只見川をはさんで鉄道と道路が並走する場所は三島町のあたりだけである。
もっといい景色はいくらでもあったはずなのにどういうことだろう。
デジカメが一般化する前の時代で、写真をとる趣味もなかったため、数枚の写真が残っているだけだ。その中に鉄道の写真は1枚もなかった。

2012年の秋に奥会津を旅した。
JR只見駅にも立ち寄り、お土産用に売られている只見産の新米1キロを購入した。
この前年、JR只見線は新潟・福島豪雨により3箇所の橋梁が流失するなど甚大な被害を受けた。
その復旧費用が85億円と多額であることに加え、利用者数が少ないことから、復旧の目処が立っていなかった。
売店の男性にJR只見線のことを聞いてみると、「断固廃線を阻止する」と息巻いていた。
福島県では只見線復旧復興基金を設置して寄付を募っているが、どのぐらい資金が集まったのだろうか。
あのとき写真を撮っておかなかったことを後悔しなくてすむよう、一日も早い復旧を願っている。

お気に入り名盤! フレディ・ハバード:Open Sesame

 

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トランプショック

2016年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム

アメリカ大統領選挙は、事前の予想を裏切って、ドナルド・トランプの勝利が確実になった。
得票数は僅差だが、選挙人票数では大差がつきそうだ。
6月の英国国民投票と同様、大番狂わせである。
この結果をうけて、市場は大荒れになった。
日経平均は一時1000円以上も下げ、為替は3円以上も円高になった。
アジア市場も軒並み急落し、今晩の欧米市場も大荒れになるだろう。
最悪の結果と言っていい。

今回のアメリカ大統領選挙はまれにみる泥仕合だった。
アメリカがどう変わるのか、世界中が注目しているというのに政策論争はほとんどなく、聞こえてくるのは罵り合いばかりだ。
それでも、ヒラリー・クリントンならまだましというのが世界のコンセンサスだった。
トランプには政治経験がなく、スキャンダルまみれのうえに、人種差別主義者にして保護主義者ときている。
身内からもそっぽを向かれている問題人物だ。
知性、人格、見識において、およそ大国のリーダーが務まるとは思えない。
何故このような結果になるのだろう。
どうもよく分からない。
分かっているのは、粗野で求心力の無い大統領が誕生するということだけだ

最近何かと話題のフィリピンのドゥテルテ大統領の言動はとても一国の指導者とは思えない軽率なものだ。
しかし、ここまでアウトローだと逆に取り扱いが難しくなる。
失言・暴言を繰り返すトランプも同じではないだろうか。
その影響力はドゥテルテと比較にならないだけに事態は深刻だ。
日米同盟解消を訴えるこの男と日本はうまく付き合っていけるのだろうか。

お気に入り名盤! エディ・ヒギンス:Don't Smoke In Bed

 

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今年も縄文おやき

2016年11月07日 | 通販・買い物

10月6日の茅ヶ崎の平均気温は26度もあり、半そで、半ズボンで過ごしていた。
それがまるで嘘のように、わずか1か月で気温は急速に下がり、昨日の平均気温は15度だった。
暖房器具にも次々と火が入り、まだ準備できていないのはコタツぐらい。
冬が足早にやってきた印象だ。

寒くなると食べたくなるのが、小川村の「縄文おやき」と南会津の「赤かぶ漬け」だ。
「赤かぶ漬け」は季節商品でまだ販売されていないが、「縄文おやき」はいつでも買える。
いつでも買えるが、おやきは焼いたほうが断然美味いから、冬の食べ物である。

さっそく、「野沢菜」、「しめじ野菜」、「りんご」を3種類を購入した。
いつもは送料がもったいないので24個詰めを注文しているが、冷凍庫が窮屈になる。
今回はおやきの数を減らし、代わりに瓶詰の漬物を多めに注文した。
縄文おやき
いままでは、村民登録すると村民と同じ価格で購入できた。
それが廃止されてポイント制になった。
つまり、購入額に応じて割引額を決めるシステムに変更したということである。
こういう制度は小川村にはそぐわない。
「過疎の村でも全国に村民がいる」というほうが、ロマンがあってとてもよかったと思う。
わずかな売上増のために大切なものを失ってしまったような気がする。


お気に入り名盤! エディ・ヒギンス:Dear old stockholm


 

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